2006年7月28日   ゲド戦記

 映画館で「ゲド戦記」を鑑賞。なんか毎回同じ事を書きたくなっちゃうなー。
 最近のアニメ映画ってことごとく声優にタレントをたくさん使うよね。これって、いろいろな番組に出演して映画の宣伝をしてもらいやすくする、っていうのが大きな目的なんだろうとは思う。映画だって商売だから、プロモーションという意味でその行為を必ずしも否定はしないんだけど。でもさぁ、その中でもジブリくらいはもっと作品の質を追求して欲しいなって思うね。他のと比較しても、観客の年齢層が上に幅広くて平均年齢が高いと思うし。ジブリの映画って言うだけで見に行く人がたくさんいるくらい、十分ブランドが確立されてるし。ジブリがヘタクソなタレントを声優に使う必要なんか無いし、宣伝のために使いたいなら、もっと脇役にしとけよって感じ。
 で、この映画の場合、特に主役の2人がヘタクソだから気になってしょうがなかったわ。菅原文太だって、ヘタクソとは言わないけど、あの声はハイタカじゃなくてブンタだよねって。声優は影の存在であるべきなんだよ。声を聞いて声優本人の顔が浮かぶのは、ダメだと思う。
 ストーリーの方は、悪くはないけど、なんか、別にって言うか、普通って言うか。感じるモノがないんだよなー。笑うところはないし、泣くところもないし、最後もなんか、もっとテンポ良くやっつければいいのに、とか。
 そう、最後といえば、あの顔や身体がだんだん崩れていっちゃうシーンって、すげー作画が安っぽくなかった?ちょっとあの画はよろしくないかも。