2007年2月11日   どろろ

 映画館で「どろろ」を鑑賞。
 うん、なかなかおもしろかった気がする。以前原作を読んだとき、タイトルがどろろなのにどろろの存在意義が薄めだなぁって思った記憶があるけど、これはそこまで薄い印象ではない感じに仕上げてあって良いね。百鬼丸がメインなのは、やっぱりそうなんだけど。
 映像が、なんかセピア調って言うのかな。ちょっとフィルターがかかってる感じになってるのが、最初嫌だなぁって思った。後半は慣れちゃったけど。これは、演出のつもりなんだろうけど、でも魔神との戦いで特撮臭さをごまかす効果があるね。ごまかすのが良いか悪いか微妙だけど、着ぐるみ感を軽減して戦いの迫力を増してくれてると、前向きに思っておくかな。(^^;
 おもしろいなと思いながら見てたんだけど、でも同時に長いなーとも感じちゃったのは何でだろう。実際物理的にも邦画としては長い方ではあるんだけど。原作のエピソードをつまんで並べてるから、1つ1つのエピソードがおもしろくても、全体で1本のストーリーって感じが薄めなのかも。前半のテンポをもう少し上げて、醍醐景光一家とのドラマをしっかり描くともっと良くなったんじゃないかなぁ。