2009年6月19日
続日本紀

 講談社「続日本紀 全現代語訳」を読了。
 日本書紀の続きなわけだけど。日付の後に出来事が並ぶ書き方は一緒だけど、こっちのが遙かに「読める」ね。訳が手慣れてきたと言うことよりも、原文がよりちゃんとしてるんじゃないかって気が、なんとなくする。あと、例えば著名な人が死んだときはその人がどんな人でどんな功績があったか、なんて話が軽く書いてあったりして、より読まれることを意識してる感じもするし。
 不思議なのは、特に前半では半年にいっぺんくらい「日蝕があった」って書いてあること。そんなに頻繁にあるわけないし、何か別のことを表してるのかなぁ。ネットで軽く調べた限りでは定説はないみたいだけど。
 あと、これも多いときは半年にいっぺんとか、しょっちゅう「大赦」があって、罪人が許されちゃうのね。罪の重い人はダメみたいだけど、なんかこれじゃあ犯罪してもすぐに許されちゃって、抑止力がないよねぇ。

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