2005年9月14日   放浪3日目:能登・金沢

 今日から天気が悪くなるみたいだから、陽が差してるうちに能登半島見物に行くことにする。
千里浜  能登道路を走って、千里浜なぎさドライブウェイへ。ここはねぇ、行きたかったのよー。砂浜を車で走れるんだもの。すごいよね。で、ドライブウェイに入るところがホントに普通に砂浜への入り口って感じで深いわだちができてて、この車で大丈夫か?って一瞬ヒヤッとしたけど、降りてしまえば真っ平らな砂浜。湿って色が変わってるところなら、全然普通に走れる。波が当たらない程度に波打ち際を進んでみたり。あー、昨日のような天気だったらもっとよかっただろうなぁ。
 ゆっくり走って5分か10分くらいの距離かな。ひたすら真っすぐ。おもしろい経験だけど、ほんとゴミだらけで汚いんだよねー。どーにかした方が良いんじゃないかなぁ。
 時間が微妙に早いし、とりあえず一気に能登道路の終点まで行って、少し走って、総持寺祖院。三門がなかなかいいね。建物とかいくつかあっていいけど、でもまぁ普通かな。
 阿岸本誓寺。へー、茅葺き屋根だねぇ。ってか、このお寺って誰も来ないの?本殿の階段がきれいに苔むしてて、すごいこう、山奥のひっそりと誰も知らないお寺って雰囲気。なんかいいわ。苔を踏んで上がって良いのかなーとか。
 ヤセの断崖へ。おーこわいこわい。でも柵を乗り越えてさらに前から下を覗く。きゃー。怖い。でもこれで少しは痩せたかな?(^^;
義経の舟隠し  隣の、義経の舟隠しへ。崖の割れ目って感じ。ここに隠れたって話なんだけど、そういうのってどこまでホントなんだろうね。
 しっかし今日は風が強いなぁ。昨日とは打って変わって波も荒いし、日本海って感じがするね。
 道の駅へよったら、世界一長いベンチってのがあったから、だから何?って気もするけど、一応すわってみたり。一直線じゃないのね。
 機具岩。夫婦岩でロープでつながってる。って、どっかで見たような。伊勢のに比べると岩がずっと大きい気がする。
 巖門。なんか公園みたいなところ。何を見れば良いんだ?景色は良いけど、何も書いてないなぁ。まいっか。
 ちょっと行ったら、また巖門。あれ?あ。こっちかぁ。さっきのはやっぱりホントにただの公園みたい。で、少し降りて行って、さらに狭い洞窟を潜って行くと海が開ける。岩壁に穴があいてて、そこを通って波がざっぱーんって。ドラマで使われそうな場所だね。
 少し走って、妙成寺。いやー、五重の塔が大きくていいねぇ。でもここでついに雨が。スコールみたいに激しく降ったり。すぐやんだり。庭園からの五重の塔の眺めが良いね。
 気多大社。お寺は必ず拝観料を取るけど、神社系は取らないところが多い気がする。気のせいかな。ここも無料。小さな巻物型のパンフレットがおいてあって一口百円って書いてあったから、払ってみたり。巻物なのがちょっとかわいいかも。で、ここも含めて能登の神社仏閣は、みんな派手さがなくて素朴でそのまま古びてる感じがとっても良いね。
 能登観光はこれくらいでおしまい。ほんとは半島一周とかしてみたいけど、天気も悪いしまた機会があったらにする。
 まっぷるに載ってたちょっと有名らしい蕎麦屋に行ってみる。路地をちょこちょこっと入って行くようなところだしすいてるのかと思ったら、結構客がいたね。で、つなぎを使ってないっていう天せいろを食べる。うん、こしがあっておいしいおいしい。水ようかんもおいしかった。
 一気に金沢へ戻る。石川県立歴史博物館へ。重文だっていう赤レンガの建物がなかなか良いね。展示も、原始時代から近代まで一通りって感じで見ごたえあるけど、利家関係が全然無かった気がする。これはお城の方へ行けばあるって事かな。
 藩老本多蔵品館。なるほど。正純の弟が前田家に仕えてたんだね。
 石川県立美術館。仁清の香炉に専用の展示室があったりするのがすごいね。前田家関係もそこそこあるけど、普通の洋画がないのね。
 そんなんで今日はおしまい。ホテルにいったん戻る。夕食はまっぷるに載ってた近くの地元ネタのすし屋に行こうかな、と思ってあらためて見たら、定休日。(泣)
 いいや、ホテル内で食べよっと。日本料理屋で、地元ネタのすしコース。飲み物を聞かれてまた生ビールを飲んでしまう。うーん。3連ちゃんだ。そもそもビールってあんまり好きじゃないのになー。(^^;
 あ、すしかなりうまいよ。ふふふ。これならカウンターで食べればよかったかな。ビール飲み終わったところで、弁慶と義経って名前の日本酒の飲み比べセットがあったから頼んでみたり。味が違うのは分かるけど、義経って名前にだまされてる気も少ししないでもないかな。あー、よっぱらった。