2006年4月5日   リンクの心理学

 なんでかわかんないけど、最近急に立て続けにメールや掲示板で相互リンク依頼が来たのよ。今までそんなのほとんど来たことなかったのに。もちろん、見て良いページだと思ってもらえてリンク依頼が来るのは、うれしいことなんだけど。
 不思議だなーって思ったのが、最近来た相互リンク依頼のほぼ全てで、その人のサイト名・URL・紹介文の3点セットが明確に記述されていたこと。もちろんURLは書いてくれないとどうしようもないけど、人様のページから自分のサイトへのリンクに付ける紹介文を、頼まれてもいないのに自分で書いてくるっていうのはどうなのよ?って思っちゃった。例えば「〜なところが魅力です」なんて文章、よく「これを使ってくれ」ってな感じに書いて送れるよなーとか。自分には恥ずかしくてできないよ。(^^;
 どっかものの本とかに、相互リンク依頼をするときは3点セットを記述しましょうって書いてあったりするのかな。相手の手間を減らして、自サイトの紹介文を適切に書いてもらうために。
 まぁそれはいいんだけど、ただどうしてもそういうのって、闇雲に相互リンク依頼を出してる、定型文そのままって感じがしちゃうのよね。んで、そういう人のサイトを見ると、やたらリンク集が充実してたりとか。関連するテーマのページならわかるけど、全然関係ないジャンルまでリンク集が充実してるなぁとか。そもそも、こっちのページの感想がほとんど無くて、自分のサイトがどんなのかってのがいっぱい書いてある、どう見ても宣伝メールなリンク依頼ってどうなのよとか。
 結局さ、当たり前かもしれないけど、自サイトへのリンク元を増やしたいだけなんだよね。それを否定するわけじゃないけど、相互リンク依頼の文面からあきらかにそういった意図が感じられちゃうようなのは、どうもねーって思っちゃう。きっとこういう人は、リンクを貼ってもらえたことを確認したら、2度とこないんだろうなぁとか。偏見?
 あと、「テキストリンクにしてくれ」って指定が結構書いてあるのも気になるね。これも多分ものの本かなんかに、Googleとかで検索したときになるべく上位にくるようにするためにテキストリンクにしてもらいましょうとか、書いてあるんだろうね。そんなさぁ、だからってそんなことまで要求するかねぇって思っちゃう。紹介文も含めて、作り方なんてそのページ全体の体裁に合わせるのが普通であって、他の人が希望を出すような事じゃないと思うんだけど。
 なんていうのかなぁ。自分がリンク集に全く力を入れてないとか、相互リンクでアクセス数を増やそうとかって全然思わないからかもしれないけど、個人ホームページ同士のリンクって、もっとこう、ページのコンテンツをベースにした、作者同士のコミュニケーションの結果としてあるべきものなんじゃないかって、そんなふうに思うんだよね。…書いててちょっと恥ずかしいけど。(^^;
 だから、まずはページのコンテンツに関する話題が前面に来るべきだし、リンクの話はおまけであるべきだと思うのよ。そうじゃない相互リンク依頼なんて無視したくなっちゃう。リンク集が重要なコンテンツであるとかっていうなら、リンクしたことの連絡・確認だけにするべきで、相手からのリンクについてはまずは触れないのが日本的な礼儀って感じがする。で、それを受けて、依頼されたからではなく自主的にリンク貼って相互リンクとする、ってのが、美しいし、そこに1つコミュニケーションが成立したって感じがするんだけどなぁ。どうよ?くだらない考え方かな。