スレッド作成 : 昔も今も貧乏人さん
(1999/4/16 15:44:52)
きよしさんの「to Hack or not to DEBUG!!」のスレッドを見つけて
コピープロテクト関係のこと書こうかなと思ったら、スレッドの後ろ
の方で「そっちに方面じゃなくてハッカー方面のために作った」と書
かれていたので、そっち方面のスレッドを作っちゃいましょう。
このスレッドで話すプロテクトはずしの話題は、「あくまで自分の買
ったソフトをバックアップしたくて、勉強したりツールを買ったりし
た。」んですよね!皆さん。
レンタルソフト屋さんとか中古ソフト売買仲介店舗なんてものもあっ
たけど、あったというだけですよね!皆さん。
現在「ざべ」なる雑誌となっている「THE BASIC」というぜ
んぜんベーシックでない雑誌の話も出るのではと期待しています。
−− その時代を良く知らない方のための解説 −−
日本のパソコンソフトがFDで供給され初めた頃には、それらのFD
には標準DOSのディスクコピーではコピーできない仕掛けが施され
ていました。
ビジネス用ソフトなどには同じFDが2枚ついていて、「リードエラ
ーになった場合はもう一枚を使いながら壊れた方を送り返してくださ
い。読めるものを送ります。」ってなことが書いてありました。
ゲームソフトにも2枚入りはありましたが、そんなサービスのないも
のも多かったのです。
そこで、「購入したソフトを安心して使うためにバックアップを取る
のは、購入者の権利である。このソフトはその権利を守るためのソフ
トである。」と宣言しながら出てきたのがバックアップソフト。(今
のHDDのバックアップソフトと間違われないようにスレッド名には
「権」の字を入れました。)
この時代に数年にわたって「プロテクト技術」とバックアップソフト
は泥沼のような機能アップ合戦を繰り広げた。
やはり一つのパソコン発展史の貴重な文化であると思うので皆さん書
き込んで欲しい。
ごめんね! あきよしさん
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/16 15:47:02)
「あきよしさん」 が 「きよしさん」になっちまった。 ごめんなさい。
誰も書かない・・・呼び水してみよう
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/20 16:43:53)
たしか最初に買ったのが「スーパーバックアップ」ってやつ
その後、「コピーキャット」「ベビーメーカー」と続いて、
最後の頃には、「アインシュタイン」ハード付きの「がまの油まむしの執念」
なんというか、ゲームソフトよりもバックアップソフトの方に
投資したお金がおおいみたいな・・・。
干上がりそうですね
平方 さんのコメント
(1999/4/20 20:36:06 - Web)
話題が微妙なので、このスレッドは干上がりそうですね。
ツール
大昔のテープ時代友人が『コピーボーイ』とか使ってましたな。
私は少し時代を下って98世代なので『ファイルマスター』『エキスパート98』『ウィザード98』なんかに接しました。
規制が実施されてコピー屋さんもバンバン潰れていきました。
でも、今でも生き残って気質の店をやっていても。近くを通ると『ここは昔コピー屋さんだったんだよ』とか解説してしまいます。
コピーの功罪
ジュリアン さんのコメント
(1999/4/20 21:09:06)
僕も高校生の頃はソフトを1本も買わずに、全部コピーで済ませて
いました。
すごいと思ったのは、最初にレンタルソフトやさんに行ったら、バック
アップツールを2本貸してくれて、「お互いにコピーをさせあう」と教えられた
ことでした。
今では、コピーソフトは一本も持っていません。Adobeの一連のソフト
を買いそろえると一財産になりますね。でも、対価を払う価値があると
思います。
高校時代にさんざん遊んだ大戦略など、いまでも良いから対価を
払うべきだと思っていましたが、最近買った大戦略シリーズはつまらな
かったので、これで精算したと勝手に思っています。
Saiey さんのコメント
(1999/4/21 09:35:39)
使っていたコピーツールの名前は忘れちゃいましたけど、プロテクトチェック部分のプログラムを無効にしてくれるコピーツールは、HDDにインストールしたりするときに便利に使ってました。
AIIIなんかで、HDアクセスをメインにするような起動ディスクを作ってみたり。ディスクキャッシュを多くしてみたり。
スパ2に燃えていた頃、いちいちFDを入れるのが面倒だったのに、結局自分のスパ2に対応したのが見つけられなくて、面倒でしたねぇ。
RE: 干上がりそうですね
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/21 13:16:25)
わーい。やっと書き込んでもらえた。 \(^o^)/
たしかに、話が微妙ですね。でも干上がって欲しくないなー。
最初の頃のマイコンマニアたちに著作権って意識は結構薄かったんですよね。
なにせ、好きで作っているものを見せびらかす方が優先でしたから。ゲーム作っ
ては仲間に回していた。作者の名前がついたオープニングデモにウエイトかまし
て10秒くらい表示させるようしたら、誰かがとっぱずして回ってたなんてこと
もありました(作者は誰でもいいから早く遊びたいって)。
PC6001とかFM7とかが普及して、市販ゲームなんかが出始めてからも
ちょっと勉強すれば作れるようなゲームが3000円とかの時代は、あまり尊
重する気にはなれなかった。仲間内から回ってくる方が面白かったから。私も
作っては回していた。(スレッドのテーマから離れるけど、6001で野球拳
作って回したら「友達の友達は友達だ・・」って広がって、仕事で名刺交換し
た初対面の人に「ひょっとして、60の変なゲーム作りませんでした?」なん
てこともあった。)
だんだんと手の込んだ「良く作ったなー」ってゲームが売られるようになると
心が少し痛むようになってきて・・・、それでも「遊びたい、金がない」。
いかんいかん、このスレッドはあくまでバックアップ権の保護の話でした。
テープ時代のバックアップにの仕方は2種類ありました。1つはロードして、
別なテープにセーブする方法で、テープレコーダ(データレコーダ)の相性か
らみれば最適な方法。もう一つはWラジカセ等でテープtoテープでやる方法。
テープ時代にもプロテクトにあたるものはあって、ロードセーブ法でバックア
ップするためにはマシン語ルーチンの名前やメモリ番地が必要で、普通は先に
読み込んだbasicルーチンを読めば分かるのだけれど、それが簡単に分か
らないようなルーチンにしてあるものがありました。またテープtoテープで
はまともに複製できないのもいくつかありました。詳しいことは分からないけ
ど88でやった「初代信長の野望」はテープtoテープがきかずに、読み込み
ルーチンの解析(たいしたことはしてなかった)をしてバックアップをとった
ような思い出があります(これはちゃんと買った・・その前に借りて期限切れ
まで苦しんだけど)。
あれはどういう仕掛けだったんだろう・・・?。
RE:コピーの功罪
RE:コピーの功罪 さんのコメント
(1999/4/21 13:58:48)
「最強のバックアップソフト」と名乗っているソフトが自分自身をバックアッ
プできない(超最強のプロッテクトをかけたのか?)という楽しい世界でした。
だいたい、「パックアップ権」なんてものをうたいながら、自分では無視して
いるんだから・・・・。
「スーパーバックアップ」はその矛盾回避のために自分自身にはプロテクトを
かけていませんでした。最初は無敵に近かったけど、あっという間に最弱に近
い地位まで落ちていったような・・・。
そのころ「The BASIC」では、バックアップソフトのリーグ戦を掲載し
てました。バックアップソフト同士の戦いです。結構参考になりました。
それと同時に、この雑誌を飾っていた各ソフトメーカーの広告が姿を消し、他
の雑誌では見ることできないバックアップソフトの広告が載るようになった。
原因はこれだけでは無いんだけれど(他誌のちょうちん記事攻撃などもやった)
雑誌はどんどんと薄くなっていき、紙質も急に悪くなっていった。それでも頑
張った出版社はえらいと思う。無茶苦茶だけどね。
名前を貼り付け間違えた!
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/21 14:13:03)
いかん、ボケがはじまってる。
上のコメントの書き込みぬしは
私こと「昔も今も貧乏人」です。
ごめんなさい。
ZOOMのオーバーテイク
nork さんのコメント
(1999/4/21 18:01:01)
コピーチェックがキツイらしく、ブートするとオリジナルなはずなのに
著作権違反のロゴが出て(ZOOMのマスコットも一緒にね)遊べませんでした。
ZOOMに送り返して新品と交換してもらったけど、全く同じ・・・
電話して、SRAMをクリアしろ、X68の機種は何だ、SCSIカードは抜いてくれ、
シリアルは何番だ、クロックアップはしていないのか?
X68をSHARPに修理に出してくれとか言われて、
色々すったもんだやった挙げ句・・・
いつのまにかオーバーテイク対応のバックアップツールが売られ始めて
こいつ買ってコピーしたらバッチリ動いた。
「コピーしたら動きました」って電話で言ったら
「保証外ですから内容に関しては保証出来ません」って言いやがった
「コピーされて売れねーってホザク前に動くもん売れよな」って思ったけど
「だからコピーされるのか?」と納得した出来事でした
北海道までの送料(1000円弱)、バックアップツール代(2000円)、
コピーしたFD代(3、400円?)を掛けた割には、お寒い内容でがっかりした事は
いまだに根に持ってます。(マシなのはF1データベースくらい)
↑うふふ
平方 さんのコメント
(1999/4/21 18:06:59)
何か本末転倒でとてもいい話を聞きました。
ありましたね、本物でも動かないってやつ
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/21 18:50:56)
結構ありましたね
FDDのヘッドが通常は読まない領域にデータを書き込んだプロテクトは、
純正FDD以外では、ヘット゜がそこまで動けなくてうごけないとか。
テープ時代には、本物でも動かないなんて結構あって、相性のいい
カセットデッキを借りまくったこともありましたよ。
大戦略のプロテクト
ジュリアン さんのコメント
(1999/4/21 19:48:38)
私は試したことがないのですが、大戦略のコピーはたしか
相手から核ミサイルが飛んでくるというおしゃれな仕掛けが
あったと聞きます。
さらにそのミサイルをユニットで囲って相手の陣地に無理矢理
誘導するという遊び方があったと聞きます。
テープのプロテクト
Saiey さんのコメント
(1999/4/22 09:26:56)
#別のスレッドで同じことを書いた気がしますが・・・。
テープへの録音レベルを読めるぎりぎりくらいの低めにしておいて、ダビングによって劣化すると読めなくなる、というプロテクトもどきをしているソフトがあるって言う話は、当時聞いたことがあります。
当たったことはないんですが・・・。(^^;;
テープとFD共存時代
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/22 11:15:24)
古いことから順番に思い出してプロテクトとバックアップの話を書いていこうか
なと思います。ただ最近ボケが進んでいるのと、その時代もけっして能力の高い
ユーザーではなかったので、感違いや間違いを書くと思います。能力の高い方に
サポートして頂ければと思います。
やがてFDDを標準搭載するコンピュータが普及し始めましたが、ゲームで遊ぶ
ような機種はテープも読めるという共存時代になります。それ以前にあったゲー
ムソフトなどの資産を活用するためです。
新しいソフトもテープとFD両方で供給されました。どういう訳だか、テープ版
とFD版では値段が違うものがけっこうありました。FD版の方にデータがたく
さん入っているものもありましたが、ほとんど同じなのに2000円くらいFD
版が高いなどというソフトでは、当然テープ版を買ってFDに入れたくなります。
私はそのころNECの8801mkIIだったのですが、「ゴルフ狂」とか「ジ
ャン狂」とかをテープで買ってFDに入れていました。テープ版において、ゲー
ム本体部分のロード番地を分からなくする技術はこの頃に最盛期を迎えたのでは
ないかと思います。
最初のプログラムをロードして中を見ても、短いbasicプログラムしかみえ
ないくせにロード時間が異様に長い。そのプログラムの飛び先番地を解析すると
マシン語で書かれたローダーおよびゲームの起動ルーチンがある。
逆アッセンブルかけて調べて、まず起動部分を殺して、本体のロード番地を調べ
てからローダーを動かしてロードする。ロードしたゲーム本体をFDにセーブす
るといった手順だったと思います。
この時問題になったのが、テープ版では存在しないはずのディスクBASICが
メモリ中にドンと鎮座しているためにゲーム本体と干渉してしまうこと。
「NS−DOS」とか「C−DOS」(S−DOSかな?たしかこんな名前?)
というN88diskBASICのロードセーブ機能と互換性を持ちながらスリ
ムで、裏RAMに駐屯するDOSが売られていました。
これなんかもバックアップ権ソフトに入れて考えるべきでしょう。
でも共存時代って長くは続かずにあっという間にFD全盛になったので、こんな
DOSをそろえるよりFD版を買った方が得だったと思います。
実は深刻だったんだなぁ
KIKUKEN さんのコメント
(1999/4/22 12:35:59 - E-Mail)
私もコピー全盛時代のユーザーだったので、当時の状況は良く分かります。
でも、当時はどれだけ大変なことだったのかがピンとこなかったんですよね。「コピーは駄目」とかいう広告なんかが載ってたりしましたが、自分は「?」だったというか、単に技術の1つにしかとらえていませんでした。
しかし今こうして振り返ってみるとメーカー側が神経つかってたのもうなずけます。当時はパソコンゲームが凄く流行ってましたが、今だったらストレートに会社が死ぬか生きるかの問題ですからねぇ。
メーカー側の対策としてはプロテクトの他に付属品なんかがありましたね。テクノソフトのサイオブレードとか。
テープではロード終了までの時間を正確に計ってチェックしているものなんかがあり、テープがのびたりすると純正でもチェックに引っかかるなんてのもあったなぁ。
NS-DOS・・・
[たけ] さんのコメント
(1999/4/22 15:54:47 - E-Mail Web)
C-DOS は有名でしたから知ってましたが、NS-DOS もそういう経緯から出てきたものなんですね。
PC-9801 版 NS-DOS を今でも持っているんですが、あまりにも MS-DOS ライクな表示やコマンドに
初めはジョークソフトかと思いましたよ。
思い出してきた!!
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/22 17:11:15)
やっと思い出せた!!。
NS−DOSとC−DOSは市販品で、S−DOSは何かの雑誌にリストが載っ
ていたのを打ち込んだ記憶がある。はて・・・? 何の雑誌だったんだろう?。
思いだせん。「The BASIC」か? いやもっと厚みのある雑誌だった
ような気がする。誰か教えて欲しい。眠れなくなりそう。
そういえばC−DOSにはプロテクトが掛かっていたような気もする。オリジナ
ルを持っていないと、ゲームを入れた「子ディスク」が作れなかったような・・
もしそうだとすると、プロテクト付きのDOSという今からみると何とも奇妙な
代物いうことになる。うーん、ボケが進むと思いだせんことが多すぎる。
FM-7系ではT-DOS7でした。
しの さんのコメント
(1999/4/22 23:47:44 - E-Mail)
PC88系でのNS-DOSやC-DOSに対して、
FM-7ではT-DOS7がありました。
「DISK-BASICでもROM-BASICと同等のフリーエリア」とか言っていました。
あのころのツクモ電器は、オリジナルFDDなども販売していて、貧乏人の味方でした。
でも、DISK−BASICとは完全な互換品ではなく、
ランダムファイルアクセス命令などは削除されていました。この辺からもFDへコピーしたゲームの起動に的を絞っていたことが伺われます。
もれ
細かいつっこみ。(^^;
Saiey さんのコメント
(1999/4/23 09:18:54)
サイオブレードは、T&E SOFTですね。音が出るおまけが付いているんでしたっけ。
ありゃ
KIKUKEN さんのコメント
(1999/4/23 12:30:38 - E-Mail)
>サイオブレードは、T&E SOFTですね。音が出るおまけが付いているんでしたっけ。
うーん、ボケがはじまってるのかも? なんでテクノソフトと間違えたんだろ。
音が出るものはオマケではなく、実際にゲームの中のイベントで解答を求めるために使用しなければなりません。つまりこれが無いと先に進めなくなっちゃうんですね(強引に進めた人もいたようですが)。
FD時代 戦争前夜
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/4/26 12:21:18)
FDD標準搭載の機種が普及するにつれて、ほとんどのソフトがFDで供給され
るようになりました。
FDのソフトのバックアップにも2とおりの方法が考えられます。一つは、FD
に入っている全ファイルをロード、セーブ法でコピーする方法(ファイル単位コ
ピー)。もう一つは、FDのトラックを読んでは、空のFDのトラックに書き込
む方法(トラック単位コピー)です。
今思うと、初期にはとてもかわいらしいプロテクトがいくつもありました。
トラック単位のコピーに対処するためにはどこかに異常フォーマットをつくるだ
けで、純正のdiskcopyプログラムはコピーできなくなってしまいます。
異常フォーマットといってもただのアンフォーマットトラックが多かったのでは
無いかと思います。プログラム内にその異常フォーマットの存在をチェックする
ルーチンを持たないものさえ結構ありました。
このようなプロテクトでは、ファイル単位でコピーされれば、プログラムは動い
ちゃうのでファイル名を隠す必要があります。一番安直な方法はファイル名をキ
ャリジリターン(CHR$(13)だっけ?)とか、スペース(CHR$(12)だっけ?)とか
の通常のファイル命令で画面に見えない記号を使う方法がありました。
またそういったゲーム本体ファイルの名前をローダープログラムから見えないよ
うにするのは、Basic本体のどこかのビットを一つ立ておくだけで(もうど
このビットかも忘れ果てた・・・)BASICプログラムのlistやedit
が効かなくなりました。
この時代から、プログラムの中身なんて気にせずに「遊ぶだけ」のユーザーが急
増し始めたことを思えば、こんな簡単な細工でも「初心者には?」だったのだろ
うと思います。ただ幾つかの雑誌や書籍でバックアップのやり方が紹介されるに
連れて、異常フォーマットの種類とその種類のチェックが一般的になり本格的な
戦争が始まります。
よく考えると、こういった初期のプロテクトは「中身はどうでも使いたいだけ」
の初心者ユーザーをファイルアクセスという概念やプログラムという概念のある
世界にひきずり込む役目をはたした気がします。
プロテクト戦争
昔も今も貧乏人 さんのコメント
(1999/5/11 16:23:41)
最初はアンフォーマットトラックが主流であったプロテクトも
バックアップソフトが出始めるに連れて急速に複雑化します。
以前に少し書きましたがFDDヘッドが通常読まない領域に余分な
トラックを作る方式は、純正以外のFDDユーザーのクレームによ
ってあっという間に消えたと思います。
基本としては、異常セクタ方式が主流になりました。
セクタの大きさを小さくして異常に多くのセクタを作る方式から始
まって、1トラック内に長さの異なるセクタを作る方式などが開発
されたわけです。
バックアップソフトもどこまで多様な異常セクタに対応できるかに
しのぎをけずりました。
このあたりから専門知識の不足をきたしていて、相当怪しげな解説
になります。誰か詳しい人に助けてもらいたいものです。
FDCで普通に読み書きできるものをいじっていては埒があかない
ということででてきたのが、あきよしさんが「to Hack or not to
DEBUG!!」スレッドの「ころころフォーマット」「時分秒プロテク
ト」「CRC プロテクト」でお書きになっているような方式です。時
分秒プロテクトについては、たしかFM7では書き込めるというこ
とで88のソフトをFM7でバックアップする技があったと思いま
す。
もう一つは、FDDの回転差の利用です。1トラック内に収まらな
いほどのセクタを作ると一周以上してしまい、最初に書いたセクタ
を壊してしまいます。FDDにはもともと回転のバラツキがありま
す(機種によるバラツキ+書き込みの際の回転バラツキ)ので、壊
されたセクタの残りの長さがFD毎に異なることになります。製品
では一枚毎に破壊セクタの残り長さを記録してチェックする方式で
す。
また、書き込むより読み込む方が容易ですから、故意に回転を遅く
したFDDでトラックにギリギリいっぱいセクタを書き込んでおく
と読むことはできても、書き込むと一周を越えてしまうという方式
もあったと思います。
もうここまでくると異常な世界ですが、それに対応しようと出てき
たのが「がまの油、まむしの執念」というハード付きのバックアッ
プツールです。FDDにハードをかましてダイヤルで書き込み速度
を変えては、できあがったフォーマットをチェックして、「遅い、
早い」という指示に従ってはダイヤルをいじるというものです。簡
単に行きそうですが、回転の際にもバラツキはありますので、まさ
に「執念」の世界です。
ここまでは、どちらかというと各種ソフト全て自動対応しようとす
るバックアップソフトの世界です。だんだんと各ソフトメーカーが
工夫をこらし始めると、1つのバックアップソフトで自動対応する
ことが困難となり、1つのプロテクト解析ツールに各ソフト対応の
データを別に売るという方式が主流になってきます。
この頃から私は仕事がハードになってゲームにかける時間が無くな
ったので戦線を離脱してしまい、もはや語るべき事を持っていませ
ん。どなたかその後の戦争を書いて頂ければ幸いです。
尻切れトンボですみません。
バッ活
[たけ] さんのコメント
(1999/5/19 03:22:28 - E-Mail Web)
バッ活の別冊「コピー TOOL ALL カタログ」というのを持っているんですが、
ちょうど「がまの油 まむしの執念」が登場した頃のようです。
上記で「昔も今も貧乏人 さん」が書かれているような内容が
記事になっています。
なかなか、勉強になりますね。
ありがとうございます。(?) >昔も今も貧乏人 さん
「バックアップ権ソフト (1)」へ続く。