機械の言葉に心ときめいて

・NEC PC-6001mkII -1984-

PC-6001mkII

 中学1年の時に、PC-6001を下取りに出して買いました。初めて自分のお金で買ったパソコンです。

 このパソコンの最大の特徴といったら、なんといっても「音声合成」でしょう。当時のCMで武田鉄也の顔を表示して、「か・ん・じ。か・ん・じ。」「て・つ・や。て・つ・や。」としゃべらしていたのが、ひどく印象に残ってます。最近のパソコンで音声といったら、PCM音源でサンプリングされたものを鳴らしていますが、PC-6001mkIIは音声合成専用のチップを積み、しゃべらす言葉をMMLの様に指定するとその通りにしゃべるという、最近でも全く見かけないものでした。男声・女声の区別や、アクセントなどの指定もできました。しかし、なんてしゃべっているのか理解するのもなかなか難しかったです。(^^;

 PC-6001mkIIの特徴としてもう1つ、漢字ROMが内蔵されていました。当時ではかなり珍しかったと思います。ただし、たしか1024文字かなんかそれぐらいしかなく、第1水準も満たしていませんでした。それでもワープロソフトが発売されていて、思わず買ってしまいました。フロッピーディスク版なら第1水準漢字をすべて使えたようですが、私が買ったカセットテープ版は内蔵の漢字ROMにある漢字しかだめで、自分の名前すらすべてを漢字で表示できませんでした。(;_;)
 ところでこのワープロソフトにはおもしろい裏技がありました。それは、全角文字を半分だけ消すことができる、というものです。これを使うと、ない漢字を簡単に作ることができます。例えば「謹」という字がなかったのですが、「話」の右側を消してごんべんだけにし、「勤」という字の左側をつけて、ちょっと変ですが、「謹」という字を作りました。もちろん、へんとつくりという構成の漢字しかだめなのですが、結構重宝した記憶があります。

 ワープロより話が後になってしまいましたが、プリンタも買いました。エプソンだったと記憶していますが、黒いドットインパクトプリンタでした。4万円くらいだったでしょうか。当然白黒印刷のみ、漢字ROMも内蔵してませんでした。
 買うときに候補にあげていたのにはあと2つありました。両方ともNECです。1つはプロッタプリンタで、ペンが実際に動いて書くものです。カラーが使えるのが魅力だったのですが、製図をするわけではなかったので、用途を考え見送りました。
 もう1つはサーマルプリンタです。ようはインクリボンの使えない熱転写プリンタみたいなもので、印刷には必ず感熱紙を使う必要がありました。NEC純正のPC-6001シリーズ用のプリンタと言えばこれが無難だったので、これを買うことを考えていましたが、お父さんがお店でエプソンのプリンタのカタログをもらってきて、そっちの方が良いようだったので、ドットインパクトにしました。
 このプリンタにはロール紙ホルダー(?)が付いていなかった(別売り?)ので、自作してしまいました。そうすると、逆にカット紙が使いにくくなったのですが、プリンタの使い道がほとんどプログラムリストのプリントアウトとかだったので、あまり問題になりませんでした。
 年賀状もこれで書いたりしたのですが、紙の厚さの関係ではがきがプリンタをうまく通らなかったため、紙に印刷したものを張り付けたりしてました。
 このプリンタはこのあと、MSX2用のプリンタを買うまで使っていました。初めて買った周辺機器と言えるものです。

 PC-6001mkIIを持っていた頃、パソコン通信というのが話題になり始めて、雑誌とかでも「始めかた」みたいな記事がたくさん載りました。そして自分でもやりたくなって、とうとう弟に1万円借金して始めてしまいました。
 最近のパソコンには必ずRS-232Cがついていて、ものによってはモデムまで内蔵されていますが、PC-6001mkIIはRS-232Cすら別売りでした。また、当時はまだ音響カプラも現役で売っていたように思いますが、安いモデムが出てきたこともあって、ほとんどモデムが主流でした。
 ちなみに音響カプラというのは、長方形の箱に耳が2つついていて、そこに受話器をはめ込むことで、電話線とパソコンをつなぐ機械です。黒電話が主流だったころはそれでも良かったのですが、いろいろな電話機が出てくると、受話器のはまりが悪くなって使えないものが多くなってしまいました。また、その構造上高速通信には限界があります。モデムが主流になってきても、今で言う「モバイルコンピューティング」で公衆電話で使うためか、しばらくは売っていました。今でも売っていなくはないようですが、モジュラージャックが付いた公衆電話が増えてきましたし、消えてしまうことでしょう。
 さて、はじめはモデムホン(モデムの機能がついた電話機)をねらっていたのですが、かなり高かったのであきらめ、当時もっとも安かったアイワのモデムを購入しました。たしか29800円で、当時としてはダントツの安さだったと記憶してます。通信速度は300bpsの全二重と1200bpsの半二重で通信できました。最近のモデムで半二重なんてものは全くないようですね。当時も、300bps全二重が主流だったので、結局半二重は使いませんでした。モデムのほかは、RS-232Cユニットと、ターミナルソフトを買いました。
PC-6001mkIIの後ろ姿  RS-232Cをつけるには、本体カバーを開ける必要がありました。カートリッジスロットがあるためか、PC-6001mkIIには拡張スロットはありませんでした。もちろんパソコンを開けるなんて初めてで、壊したらどうしようとか思ってました。写真左上、いかにも後から付けたように色の違う端子が、RS-232Cです。RS-232Cモジュールは、接続する前にモジュール上のスイッチで通信速度を設定しておく必要があったため、最近のパソコンのようにソフトで通信速度を変更するようなことはできませんでした。もちろん300bpsにセットしました。
 ターミナルソフトはPC-6001用のカートリッジソフトでした。ただ、mkII用があったとしても、たいして違いはなかったと思います。漢字も実用にならないし。
 ネットは、当時スタートしたばかりだったPC-VANに申し込みました。当時は全くのただでした。申し込みが殺到していたようで、IDが来るまでずいぶん待たされました。郵便事故かなにかだと思い、もう1通申し込んだところ、2つ登録されてしまいました。
 買ったモデムには電話をかける機能がなかったので、つなげるときは自分で電話をかけて、「ぴー」って音がしたら切り替えてログインする、という方法をとっていました。
 当時はまだank、つまり英数かなの半角文字だけで、全角の漢字とかを使えない人が主流だったので、漢字の使えないPC-6001mkIIでも大丈夫でした。ときどき全角で書き込む方がいて、それはもちろん文字化けして読めませんでした。全角文字が使える方でも、ankが主流だったために全角を使わずに、ankで書き込む方もたくさんいたと思いますが。
 ハードディスクなんて存在すら知らない、フロッピーディスクなんて高嶺の花、記憶装置はカセットテープが当たり前、そんな時代のパソコン通信に、「ログをとる」「オフラインで読み書きする」なんてことができるわけはありません。つまり、今で言う「オン読み・オン書き」が当たり前でした。しかも慣れないかな入力。ローマ字入力ができれば良かったのですが、PC-6001mkIIにもターミナルソフトにもその機能がありませんでした。そのため、どうしても1回の通信時間が長くなります。PC-VANはただだったので課金は平気なのですが、電話代がかかります。この当時でもやっぱり、パソコン通信に夢中になって電話代の請求書にひっくり返った、という話を聞いてましたから、通信したいのを我慢することもしばしばでした。
 電子掲示板で知り合った人とメールのやり取りなどもしていたのですが、自分の部屋にテレビを買ってPC-6001mkIIを持って行って電話機と遠くなったことや、高校入試、MSX2の購入などで、しだいに通信をやらなくなりました。PC-VANが有料化になったときに、その手続きはしましたけど、高校に入ってしばらくしてからは、全くやらなくなりました。
 再び通信を始めたのは、Windows95を買ってからですから、8年後くらいになります。

 プログラムはほとんどBasicで作りましたが、マシン語も少しやりました。Basicプログラムのサブルーチン的なもの、例えばスクロールとかを作りましたが、結局それを使ったものは完成しませんでした。
 PC-6001mkIIにはアセンブラを持っていなかったので、ハンドアセンブルでやってました。ハンドアセンブルというのは、ニーモニックでプログラムを書いて、それを変換表を見ながら1つずつマシン語(16進数の数値)に手作業で変換するやり方です。出来上がったらそれをBasicのData文の形にして実行できるようにしてました。
 その後、オールマシン語でシューティングゲームを作り始めました。しかし、自機が動いて弾を出すところまではできたのですが、敵の動きを作り出したところでハンドアセンブルに限界を感じて挫折してしまいました。この時にはもうMSX2を持っていたこともあり、これがPC-6001mkIIの最後のプログラムになりました。

 この後にでたPC-6601は、1Dの3.5inchフロッピーディスクが搭載されていました。3.5inchはまだとっても珍しかったので、友達とお店でイジェクトボタンを押したりしていたら「触らないでください」って、店員さんに怒られてしまったこともあります。(^^;
 その他の基本的な機能は6001mkIIと変わらなかったようですが、音声合成に音階をつけることができるようになっていました。店頭デモでペンギンが「なつかしーいー、いたみだーわー」と、スイートメモリーを歌っていたのがひどく印象に残ってます。

 その後、PC-6001mkIISRとPC-6601SRがほぼ同時に出ました。黒いmkIISRがとってもかっこよかったのを覚えています。
 SRではグラフィック機能が強化されて、FM音源も搭載されていたようでした。また、音声合成をBGMと同期させて歌うこともできたようでした。しかし専用ソフトが出たという記憶はありません。
 PC-6601SRは、「Mr.PC」とか「六本木パソコン」とかいうニックネームで武田鉄也が宣伝してました。当時は六本木がトレンドだったからでしょう。「みすたーぴーしー。ぴしぴしぴーしー」とかってCMだったと思います。
 PC-6601SRはキーボードをワイヤレスにもできて、専用ディスプレイTVをつければ、キーボードがリモコンにもなるというすごいパソコンでした。色は黒と赤があったと思います。フロッピーディスクも1DDになっていました。
 しかし残念ながら、P6シリーズはこれで終わってしまっています。この後この様な音声合成チップを標準装備したパソコンは聞いたことありません。

 時は流れて。
 PC-6001mkIIを引退させて6年後くらいでしょうか、あるお店かなにかのTVCMで、「最新パソコンもどーこー」ってやっているのがあったのですが、その時に画面に出ていたのがなんと、PC-6001mkIIフルセット!。いやー、びっくりしました。ホワイトタイプの本体に、CRT、プリンタ、FDD、拡張FDD、タブレット、データレコーダー、ジョイスティックと、すべてNEC純正品でそろえてありました。ビデオでも撮って保存しておけばよかった・・・。CMは福島ローカルだと思います。

 このページの写真を撮るために、物置からPC-6001mkIIを出してきたのですが、電源を入れたところ、一瞬電源ランプが光った後「バチ!」といって電源ランプが消えてしまい、2度と付かなくなりました。あの世へ逝ってしまったようです。(T^T)
 さようなら、P6II。ありがとう、P6II。(;_;)/~~

- 記憶しているスペック -

  • CPU Z80 4MHz
  • 定価 84800円
  • メモリ 32KB
  • グラフィック 160x200x15色など(自信なし(^^;;
  • 音源 PSG(トーン3声+ノイズ1声・モノラル)+音声合成1声
  • 漢字ROM内蔵
  • スーパーインポース機能(オプション)
  • スピーカx1、カートリッジスロットx1、ジョイスティックポートx2、RF出力、ビデオ出力など
  • 本体カラー シルバー or ホワイト

- 思い出のソフト -

アイスブロック(デービーソフト)

 PC-6001mkIIといっしょに買ったゲームです。ようはペンゴもどきだと思うのですが、ペンゴをやったことないのでなんとも言えません。

Tiny XEVIOUS mkII(電波マイコンソフト)

 間違いなくPC-6001mkIIでもっとも遊んだゲームです。
 6001用はオリジナルとかなり違うものだったのですが、これはオリジナルと同じマップや敵キャラが移植されていました。アンドアジェネシスももちろん浮遊しました。Tinyの文字を取っても良いのではないかと思うのですが、さすがにグラフィックがかなり違うのでしかたがないところでしょう。違うといってもかなり雰囲気は出てました。PC-6001mkIIを限界まで使ったゲームと言えるでしょう。
 とてもオールクリアできるような腕ではなかったのですが、面セレクトが出来たので、1面1面としては全部クリアしたと思います。
 しかし、この当時はまだ本物をやったことがありませんでした(^^;

スターフリート/B(テクノソフト)

 PC-8001mkIIで初めてやって、感激してしまったゲームです。
 敵を探して宇宙空間をさまよい、見つけたらやっつけるというゲームです。レーダーで近くの敵や惑星などを調べて、座標を入力して自動航行。自動航行装置が壊れると手動で航行しなければならなくなり、とたんに難しくなったりしました。
 画面は3Dワイヤーフレームで敵や惑星を表示していました。8001mkII版より6001mkII版の方が書き換えスピードが速かったのですが、8001mkII版では破壊できた惑星が、6001mkII版では破壊できなくなっていたので、そこだけが不満でした。

ドアドアmkII(エニックス)

 ドラクエで有名なチュンソフトの社長、中村光一氏が作った超名作アクションゲームです。
 内容は、サイドビューの固定画面で、敵を誘導してドアの中に閉じ込めてやっつけるというゲームでした。ちなみに主人公の名前がチュンくんです。
 オリジナルはPC-8801用で、このmkIIは6001mkII用だからではなく、新しい敵が加わったからmkIIな様です。現にこのソフトは6001用と6001mkII用が同梱されていました。その新しい敵は、自分がジャンプするといっしょにジャンプしました。他の敵は1匹ならジャンプでかわせたのですが、この敵には通用しないようになってました。
 6001mkIIになってメモリが増えたせいか、ロード時間が6001より若干長くなって7分位かかるものが多かったのですが、このゲームはロード中にきれいな1枚絵を表示するため、そのロードに時間がかかるのか、ロードに12分くらいかかりました。ゲームはおもしろかったんですけどね(^^;

グロブダー(電波マイコンソフト)

 固定画面で戦車を操作して敵を撃って倒すゲームです。
 ゲームは難しすぎだったのですが、2人での対戦モードが燃えました。1人用とは違って弾がある程度ホーミングするようになってました。PlayStation用にもつけて欲しかったですね。
 ゲームが始まるとき、「Get Ready!」としゃべるのですが、どう聞いても「じゃ!じゃん!!」としか聞こえなかったことを覚えています。

JOY CARD

 PC-6001シリーズのジョイスティックはボタンが1つで、他のゲームはそれにあわせて1つボタンで遊べるようになっていました。しかしこのグロブダーはバリアとショットというその性格上、1つボタンというわけには行きません。そこでこのゲームは他機種用に出ている2つボタンのジョイスティックに対応していました。そこで買ったのが、ハドソンのジョイカード(写真)です。
 おそらく最初のパソコン用ジョイパッドだと思います。2500円だったかな。コードがカラフルなのは、買って7年後くらいですが、だめになったコードを取り替えたからです。

リザード(クリスタルソフト)

 PC-6001シリーズ初のRPGです。
 3Dダンジョンタイプなのですが、戦闘がサイドビューのアクションゲームになっていました。といっても、ばしばし殴るだけだったと思いますが・・・。
 これは私が初めてやったRPGです。パッケージが黄色くて、切れ込んだ台形になっていたのが珍しかったです。中にマップの入った袋が入っていて、「なるべくこれを開けないでやってね」みたいなことが書いてあったのですが、初心者な私は速攻で開けてしまいました。しかし最後の方はマッピング用の紙だけでマップが書いてなく、ちょうどその辺りで挫折してしまいました。

アスピック(クリスタルソフト)

 リザードの続編のRPGです。平面マップの移動シーンがメインになりました。もともと弟が買ったものということもあり、途中で何して良いのかわからなくなったところでやめてしまいました。

トリトーン(ザインソフト)

 サイドビューのアクションRPGです。
 ボタンを押すと、ドラゴンバスターの様に背中から(?)剣を振ります。ストーリーを語らないイース3という感じでしょうか。初めて解いたRPGでした。

アメリカントラック(日本テレネット)

 縦スクロールのドライブゲームなのですが、自車が大型トレーラーだというのが変わっていました。

マリオブラザーズ(ハドソン)

 説明不要ですね。スーパーじゃないです。

マリオブラザーズパンチボール(ハドソン)

 マリオブラザーズなのですが、マリオが大きめのボールを持っていて、それを投げつけても敵を倒せます。投げたボールは取りに行かなくてはなりませんでした。けっこうおもしろかったと記憶しています。

ボスコニアン(電波マイコンソフト)

 8方向スクロールのシューティングゲームです。
 スパイシップという敵を撃ちもらすと、敵が総攻撃をしかけてきます。四方八方から敵がわらわらと襲ってくるのですが、のちにやったX68000版と比べてかなりきつかったように思います。総攻撃モードになると必ずやられてしまいました。

ブラックオニキス(アスキー)

 3DダンジョンタイプのRPGです。ほとんど進めなかったような・・・。

サンダーフォース(テクノソフト)

 8方向スクロールのシューティングゲームです。地上の敵を倒していると丸いものが出てくることがあります。それを2つ倒すと裏面みたいな面になって、そこで中心のを倒すとやっと面クリアになりました。3面に行けたっけなぁ。そこここにXEVIOUSを意識している感じがしました。
 X1用はオープニングで「サンダーフォーす」としゃべるらしいのですが、PC-6001mkII用はしゃべりませんでした。音声合成の機能を使ってしゃべらすかと思っていたのですが、そこまで安直なことは出来なかったようです。

スーパーグラフィックエディター(T&Eソフト)

 お絵かきソフトです。なかなかめずらしい、手順記憶型のお絵かきソフトです。
 出来る機能はラインだとかドットだとか普通なのですが、それを何をしたかで記憶してました。今で言うドローイング系のソフトですね。当時は読み込みの遅いカセットテープが主流だったのと、本体のメモリが少なかったために、絵の容量を減らすためにこういう方法になっていたんだと思います。
 これに限らずこの時代のアドベンチャーゲームなどの絵は、今のように一瞬で表示したりせずに、線引いてペイントして・・・という感じで表示されていきましたので、みんなこのような手順記憶型で絵を構成していたのでしょう。今のように一瞬で絵が表示されるようになったのは、PC-8801とかのフロッピーのソフトからで、たしか最初に絵が一瞬で出るようにしたのはPC-8801用の「ミコとアケミのジャングルアドベンチャー」ではなかったかと記憶してます。

3Dゴルフ(T&Eソフト)

 きちんと計算して、現在位置から見えるコースを表示していたゴルフゲームです。
 遙かなるオーガスタのもとになったゲームですが、ポリゴンではなく平面のコースをパースを変えて表示しているような感じです。それでもきちんとペイントを行っていたせいか、すごく遅くていらいらしたゲームです。

アルバトロス(日本テレネット)

 バードビューでスクロールするゴルフゲームです。
 3Dゴルフと違って高速で、さくさく進めるゲームでした。

ポートピア連続殺人事件(エニックス)

 このゲームは人気があったのでPC-6001mkII用も出ていました。すでに6001でやっていたので借りて少しやっただけなのですが、相棒のヤスのところでいちいち「やす」と音声合成させて、それだけしゃべらしていたのを覚えています。他は全くしゃべらないのですが。

プラズマライン(テクノソフト)

 宇宙で長距離レースをするという設定のゲームです。
 このゲームのすごいところは、リアルタイムに計算してPC-6001mkIIにポリゴン表示をさせたところです。今考えてもすごすぎです。ただ、グラフィック能力の問題であまり立体的に見えなかったことと、ポリゴン画面を見るより横のレーダーの画面を見て遊ぶ方が遊びやすかったのが残念なのですが。

ちゃっくんぽっぷ(ニデコ)

 サイドビューのアクションゲームです。爆弾使って捕らわれのハートを助けるゲーム、だったかな?かわいいキャラクターは、その後のバブルボブルに受け継がれています。

はーりーふぉっくす(マイクロキャビン)

 かわいいキャラクターにひかれて買ったアドベンチャーゲームです。
 全然進めなくてヒント集を注文して、それを見て解いたゲームでした。

フラッピー(デービーソフト)

 200面もあるというのが売りの、アクションパズルゲームです。これまたキャラクターがかわいいゲームでした。

野球狂(ハドソン)

 たぶんパソコンゲーム初の、アクション野球ゲームです。
 「セーフ!」って時の審判がみょーにかわいかったです。

プロ野球シミュレーション(?)

 非アクションの野球ゲームです。ソフト名は違う様な気もします。本当のプロ野球チームのデータを使っているのを売りにしてました。

フルーツパニック(?)

 マッピーみたいに、フルーツをとっていくゲーム・・・かな?

ハイドライド(T&Eソフト)

 日本初のARPGです。平面の画面なのですが、キャラの重ね合わせを行っていて、下半身が草に隠れるとか、ちゃんと処理してありました。

アラレのJUMP UP!(エニックス)

 とかなんとかっていうタイトルだったと思います。横スクロールで、がっちゃんがいて、アラレちゃんを操作して・・・。う〜ん、覚えてない(^^;

スペースハリアー(電波マイコンソフト)

 3Dシューティングの名作の移植版です。これがPC-6001mkIIで出たときは「まさか!」と思いました。このゲーム、自分以外の全ての敵キャラが単色の長方形で表現されていました。ですから写真ではぱっと見何のゲームだかわかりにくかったように思います。しかし、動きは完璧だった・・・らしいです。

 実はやったことないんです、このPC-6001mkII版スペースハリアー。(^^;
 ここに書いているゲームは全て、1回でも実際にやったことあるものだけを書いているのですが、思い出のソフトとして書く価値があると思ったので、加えてみました。

 ほしいなぁとは思っていたのですが、そのころにはもうPC-6001mkIIを使わなくなっていたので、結局買いませんでした。もう少しお金があったら買っていたのですが。買わなかったことを後悔した数少ないゲームの1つかもしれません。

 このゲームのプログラマーはTiny XEVIOUSシリーズなどと同じ松島さんだと思うのですが、当時からして密かに尊敬していました。この人の移植したゲームはおもしろいです。ほかにもX680x0用スペースハリアーやアフターバーナーなどがあるのですが、もとのゲームの「おもしろさ」を移植する、そういう感じで作ってあって、すごく良かったです。

 そーいえば、世の中の移植版スペースハリアーのほとんどに松島さんがかかわっているみたいですね。PC-6001mkII版もX1版もX68000版もPC-Engine版もサターン版も。違うといえるのはSEGAmkIII用しか思いつきません。すごいなぁ。
 あ、ファミコン版は無視します。(^^;


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