・このころのほかのパソコン -1983-
8bitマシン全盛時代、各社から互換性のないいろいろなマシンが発売されました。よく「群雄割拠の時代」だったなんて言われます。その中で特に印象に残っているものをいくつか。
- SHARP MZ-1500
他のパソコンの音源はPSG3声が多かったのですが、これは2つ積んでいるのか、6声出るようでした。
しかし最大の特徴は、クイックディスクというディスクドライブを積んでいたことです。これは、見た目はフロッピーディスクに似ているのですが、ランダムアクセスが出来ず、シーケンシャルアクセスしか出来ないメディアでした。ですから速いカセットテープな感じでしょうか。「サンダーフォースが8秒でロードできる」とかって宣伝していたように記憶しています。
このメディアはファミコンのディスクシステムにも採用されたのですが、パソコンではこれ以上普及しませんでした。
- BANDAI RX-78
あの、社会現象とまで言われた人気アニメ「機動戦士ガンダム」の名前を付けたパソコンです。詳しいスペックは知らないのですが、グラフィックをウリにしていたように記憶してます。しかし、何を思って「ガンダム」にしたんですかね。ネームバリューだけかな、やっぱり。
- SONY SMC-777
松田聖子が宣伝していたパソコン・・・だと思いました。これまた高いグラフィック能力をウリにしていました。
- NEC PC-88VA
PC-8801と互換性のある16bitパソコンとして発売されました。VA3くらいまで記憶にあります。
PC-8801互換だったのですが、CPUとかがどちらかと言えばPC-9801に近かったらしく、マイクロキャビンなどはPC-9801用がPC-88VAにも対応してたりしました。
性能的には、スプライトが使えたりして、多分にX68000を意識しているようにも見えました。また、たしかVA3あたりに4Mだか9MだかのFDDを搭載して話題になりました。メディアが手に入ったのかどうかが疑問ですが。
これのユーザーに会うことなんてないだろうと思っていたのですが、大学生の時の知人が持っていて、「PC-88VAユーザーって本当にいるんだぁ」とか失礼なことを言ってしまったことがあります。
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