Mr.PCことPC-6601SRとともに出た、NEC PC-6001シリーズ最終機種です。このマシンの特徴といえば、やっぱり「歌」。元6001mkIIユーザとしてのあこがれも含めて、SRの歌が聴きたくて手に入れてしまいました。

　色は、写真では黒いですが、実際は少々グレーがかったというか、黒鉄色というか、そんな感じの色です。

　背面のコネクタは、向かって左から、リセットボタン、フロッピーディスク、プリンタ、RF電源出力、RGB出力、スーパーインポーズ、カセット、オーディオ出力、音量です。フロッピーディスク端子の上は、RS-232Cユニットをつけたときに端子をつけるための部分です。
　右側面にはカートリッジスロットが、左側面にはジョイスティック端子が２つあります。

　N66SR-BASICのディスプレイモード

　PC-6001mkII以降に付いた音声合成機能を利用する、TALK文についてです。mkIIではしゃべるだけでしたが、6601からは音階をつけて歌を歌うことができるようになってます。

　サンプルは、PC-6001mkIISRでしゃべらせた音声をWAVEで録音し、LHAで圧縮したファイルです。解凍した後、Windowsのメディアプレイヤーなどで再生できます。

● 固定語 - はじめから用意されている音声を発声します。

TALK "f<速度><固定語番号>"

速度：　１〜６
固定語番号：　０〜４

　例：
　　TALK "f24"

● しゃべる - 指定した任意の日本語を発声します。

TALK "<性別><速度> <音声文字列>"

性別：　ｆ （女声）　or　ｍ （男声）
速度：　１〜６
音声文字列：　下表のようなローマ字と記号で記述します。

　例：
　　TALK "f2 ^ohayo-."

● 歌う - 指定した任意の日本語に音階を付けて発声します。

TALK "<性別><速度># <音声文字列> : <楽譜文字列>"

性別：　ｆ （女声）　or　ｍ （男声）
速度：　１〜６
音声文字列：　しゃべらせるときと同じですが、特殊記号は「 / 」以外、無効になります。
楽譜文字列：　音声文字列の音節数と同じ数の音符を、下表のようなMMLで記述します。

　例：
　　TALK "f2# kaerunoutaga : cdefedc"

● 伴奏

　歌にあわせて伴奏ができるはずなのですが、いまいちやり方がわかりません。TALK文の後にPLAY文で音楽をならすと同時に音が出るのですが、歌と同期を取る方法が不明です。どなたかやり方を教えてください。よろしくお願いします。
　↓は、PLAY文側でタイミングを合わせて伴奏（？）付きで歌わせたものです。解凍するとmp3ファイルができます。（苦労したぁ…(^^; ）

　・起動メニューで、N66SR-BASICは「６」です。