時期を外しちゃったけど、「猿岩石が実は飛行機に乗ってた」って話について。
最初聞いた時は結構ショックだった。このショック感がどこから来たものなのかははっきりしないが、まぁ、裏切られたという感じだろう。
素直に番組を見ていた自分としては、船までもちゃんとヒッチハイクして進んでいった2人を見せられては、最初から最後までちゃんとヒッチハイクで行ったものだと自然と信じていたと思う。一所懸命やっている2人を見せられては、信じてやろうという気に自然となっていたとも思う。
ただ、テレビ番組の企画としてカメラが同行している、というところから来る疑いの気持ちも確かにあった。映ってないところで何をしているのか、同行しているスタッフは本当に何も助けてないのか、2人に親切にしてくれる地元の人たちは2人をカメラで写していることについて何も思わないのか・・・。
でもまぁテレビ番組としてやってるわけだから、多少は隠し事やうそや脚色はあるさ、そう思っていた。
でも「飛行機に乗ってた。」これは多少じゃないような気がする。
このことがばれた直後の電波少年の頭で、スクープ!って感じで2人が飛行機に乗るシーンのVTRと、そのことに対する町の人へのインタビュー、「大変危険な地域だから飛行機を使わせた」という理由を正当化するための識者のお言葉を流した。
とりあえず、他人事のようにスクープ!とかやったのは、「所詮こんな無謀な企画を立てる奴らなんてこの程度か」という感じだ。
2人を飛行機に乗せた理由は理解できる。テレビの企画でやっている以上、ある程度以上の危険を避けるのは当然のことだ。しかし、正しい理由なんだと思っているのなら、隠さなくても良かったのではないか。でも隠したかったというのもわかる。その方が番組にとって、2人にとって、おもしろいことだろうから。どこまでを「テレビ番組の企画」ということで割り切って見るか、ということかもしれない。難しいなぁ。
自分としては、番組中では飛行機に乗ったって言わなくても良いから、「猿岩石日記」の中で、「今日は飛行機に乗った」とかって書いてあってみんなに知られる、というパターンが良かったような気もする。そーいえばこの日記の中ではどうなっているんだろう。
自分は週刊誌とかスポーツ新聞とか読まないので全然知らないのだが、初め2人を称えることを書いていたマスコミ達がこのことをきっかけに、2人の旅が完全なやらせであったかのように思わせる様に、あることないこと記事を書き連ねていく様になったであろうことは容易に想像できる。彼らはそういう生き物だから。
この飛行機事件でなんとなく番組よりな気持ちになるのも、自分がワイドショー系(?)のマスコミが嫌いだからかもしれない。 |