「R4」

1999年1月4日  

 あーあ。もう冬休みもおしまいか。この休み中は、X68kをいっぱい使おうとか、たまった雑誌を読もうとか、全然やってないR4を1日くらいはやり倒そうとか、いろいろ思ってたのに、X68kは年賀状作るのに使ったくらいだし、雑誌はあんまし読めなかったし、R4どころかPSの電源すら入れなかったし。別にぼけっとしてたわけじゃないのになー。でも、なにしてたっけねぇ?

R4
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1998年12月9日  

 つれづれなるままにリッジシリーズ。
 予備知識なしに目の前に4作並べられて「どれが良い?」って言われたら、やっぱり R4 を選んでしまうのかもしれないし、その時の気分次第ではレイジを選ぶ可能性もあると思う。でも、実際今までこのシリーズで、いやPSで遊んできて、「どれが1番楽しかったか?」と聞かれれば、間違いなく初代リッジを選ぶ。数少ない、もしかしたら唯一の、「外で他のことをしてるのに 『あー、早く帰ってゲームがしたい』 って思わせたソフト」だし。あの夢中になった日々を忘れられないから、同じように夢中になれることを期待して、PSのソフトをたくさん買っちゃってるのかもしれない。でも今のところあそこまで楽しくわくわくしながら遊べるソフトには出会ってないね。だからR4で遊ぶとあらためて、「なんで初代はあんなにおもしろかったんだろう?」なんて考えてしまう。「あのときに買ったのがリッジじゃなくてR4だったとしても、やっぱり同じように楽しかったんだろうか」とか。
 そーいえばPSに電源入れるの、2ヶ月ぶりくらい、かな。
 なんでおもしろかったかって考えると、1つにはコースが(実質)1つしかないっていうシンプルさ、かな。昔すーぱみのF-ZEROに燃えた時期があった。といってもすーぱみは持ってなかったから友達の部屋に通って遊んでたんだけど。さらに燃えたと言っても実は、最初のコースであるMUTE CITY Iを赤いやつで走ることしかほとんどやらなかった。だからこのコースのタイムは仲間内では誰にも負けなかったけど、それ以外のコースはほとんど走ったことないからさっぱりって感じだった。なぜこのコースのタイムアタックに燃えたかといえば、ベーマガでいろいろ書かれてたってのがきっかけだと思う。さすがにベーマガライターズの記録には遠く及ばなかったけど、何回も何回も走って100分の1秒レベルでタイムを削っていくのが非常におもしろかった。
 リッジが楽しかったのもそれに近い気がする。ひたすらタイムアタックを繰り返して、タイムを縮めていく楽しさ。別にコースが複数あったってタイムアタックの楽しさは変わらないと言えばそうなんだけど、やっぱり集中してできるというのがあると思う。雑誌とかで他の人のタイムとかを見るときでも比べやすいし。あとリッジの場合、その1コースにすべてが凝縮されてるところが良いんじゃないかとも思う。レボ以降は複数コースになったけど、特にレボは3コースが難易度の違いになってる。つまり、おもしろい要素が3つに分かれちゃってて、結果的に1つ1つがいまいちになってしまうんじゃないかってことも感じる。これは、1つのコースに対する自分の集中力が3分の1になっちゃうってことも含めて。
 リッジがおもしろかった理由としてもう1つ。これは前述の理由に近いんだけど、車の種類が少なかったというか、特徴が明確だったってこともあると思う。前2作と後2作の最大の違いは、車が成長するかどうかってことだと思うわけ。たとえば前2作の場合、クリアしてもしてなくてもRYUKYUの性能は全く変わらない。ところが後2作の場合、ゲームを進めていくと車の性能が上がっていく。これがチューンナップなら話は違ってくるんだけど、明らかに「パワーアップ」。前2作はそれぞれの車に特徴があって一長一短だったけど、後2作は明らかに違いが出る。前2作はタイムが縮まればそれは100%自分の腕が上がったことを示すけど、後2作はそれよりもパワーアップによる効果の方が大きかったりする。そうすると何が変わるかって言えば走りが変わる。パワーのないうちは普通に曲がれてたカーブが、パワーアップしたら曲がれなくなって曲がり方を変える必要が出てくるわけで。そうするとせっかく自分の走り・コースを修得しても、違う車に変えたのと同じようにまた走りを変えて行かなくちゃいけないってことが出てくる。せっかく上手になったのに。といってパワーアップしないと遅くて勝てないし。
 この辺が理由というか障害になって、車の成長を感じられても自分の成長を感じにくくて、「上達する喜び」を感じられなくて、グランプリモードをクリアするとおしまい、的になっちゃうんじゃないか、タイムアタックを延々とやり続けるという楽しみ方ができにくいんじゃないか、なんて思える。
 そーいえばグランツーリスモは走っててもそれほど楽しくなかったねぇ。
 なんかこの理由って、自分に複数の車やコースをやり込むだけの気力と時間がないってだけなのかも。でもたしかにそうなんだよね。自分がRPGをほとんどやらない・好きになれないのって、楽しさの密度が低い割にやたら時間がかかるってことが大きいと思うし。レースやシューティングのおもしろさって、「瞬間の緊張感がゲーム中ずっとある」って感じだよね。RPGとかって長時間だらだらした中に、「点」で楽しさが散らばってる感じ、かな。この辺の好みって自分のスポーツ観戦の好みにも現れてるような気がする。たとえば一応西武ファンを自称してるけど、たとえ日本シリーズとかでも野球中継をじっと観てることってまずない。サッカーもそう。だってどうでもいいシーンのが長いんだもの。かったるいよね。だから観るスポーツとして好きなのは、自分からTVを付けて観ようと思うのは、相撲くらい。あれは長くても1分2分。その間ぐっと力を入れて観て楽しんで、勝負が付く。取り組みと取り組みの間は試合じゃないから見てる必要は全くないし。パソコンしながら、時間いっぱいで拍手が起こったらTVを見て、っていうのがいいよね。
 そーいえば貴ノ花の洗脳問題って結局どうなったんだっけ。
 なんか話がずれちゃったからエイヤっと戻す。結局レースゲームにRPG的な要素ってどうなんだろうね。「家庭用だから長く楽しめるように」っていうことなんだろうけど。結局中途半端になっちゃってるのがいけないのかな。特にレイジ。自分はレイジはレースゲームとしては結構好きなんだけど、だめだって人も結構いるんだよね。そういえば理由を読んだことがないから何がだめなのかわからないけど、自分が嫌いな点としてはやっぱり今まで書いてきたように、少しずつパワーアップしていく車で何回もレースを繰り返すことかな。表のエンディングは見たけど、裏は途中で挫折しちゃったしね。
 でも、はじめ遅い車でだんだん速いのになっていくってシステムは、初心者が少しずつステップアップできるってメリットがあるから否定もできないね。うーん。
 結局さ、どこまでやりこめるか、どこまで「猿」になれるかって感じだよね。コースがたくさん、車もたくさん。それぞれ自分の納得のいくまで、猿のように遊び続ける。それができる時間と気力とゲームの腕がある人にはいいんだろうけど、自分みたいにどれもない人には、目移りしちゃってどの条件でも結局うまく走れなくて、投げ出す、と。コースは1つ、車もとりあえず4種類だから、初代リッジはそのシンプルさにすべてのおもしろさを凝縮するべく作られてて、遊ぶ側もそれに集中して楽しめる。だから楽しかったんじゃないかな。自分には。
 だからといってR4は1コースのが良かったのかと言えば、そんなことはないんだけどね。自分的には、コースは複数あった方が嬉しいけど、車の種類は少ない方がやり込みやすいかなぁ。

R4
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1998年12月7日  

 R4。これにはボーナスディスクとして、初代リッジレーサーを60fpsにしたバージョン(敵はライバル車のみ)が入ってた。ちゃんとギャラクシアンも遊べる。で、遊ぶ。うおー、なつかしー。たしかになめらかだし解像度も上がっててきれいだね。ただ、R4と比べると、4年間の技術の進歩が感じられると言うか、何というか。リッジはセル画的で、R4は写真的とでもいうのかな。そんな感じ。R4も高解像度で見てみたいね。ところで鉄拳3とかは60fpsなんだよね?それなのにR4が30fpsってことは、やっぱり格ゲーよりカーレースの方が画面にポリゴンが必要というか、処理が重いんだねぇ。人間を2人出して動かす方がよっぽど大変なような気がするのに。それにしてもリッジってこんなに曲がりやすかったっけ?なんかネジコンで遊んでるとぐりぐり曲がっちゃう。
 戻ってR4。自分で書いたレイジの感想を読んでいて気が付いたけど、R4ってコースから外れて減速って要素ができたのね。これは結構大きな変化なのかも。うまく走れれば関係ないことなんだろうけど、コースの端にちょっとふれただけで「ガン」ってなるのが結構やな感じだったからねー。ま、実際にはR4のコース横は壁になってることが多いから、関係ないところのが多いんだけど。
 とりあえずグランプリモードで1つエンディングを見た。ストーリーはまぁ、ありがちっちゃありがちだし、「ストーリーを楽しむ」というレベルにはちょっと足りない。でもだからといって長々とあってもねぇ、とも思う。むしろ問題なのは、コースと車を選んでコンピュータ車たちと走るってモードがないみたいなことかな。グランプリモードはそれはそれで良いんだけど、同じコースで何回もコンピュータと戦ったりしたいしね。グランプリモードだって別にコンティニュー無制限のが良かったと思うし。
 コースを覚える意味でしばらくタイムアタック。これ、2回目以降リトライではじめてもやっぱりスタート前にちょっと待たされる感じになるのね。BGMを選ぶ処理が入るわけだけど、ボタンを押したらちゃっちゃと始まって欲しいよね。
 BGMモード。今までのと同じようにレースのデモを見せながら音楽をならす感じ。でもR4ではボタンを押すとちょっと変わる。外からの視点とドライバー視点が変わるのはありがちだけど、なんていうの?なんか少しぼやけたような、残像が残るような、そんな感じにもなる。どっかで見たデモっぽくなるといえば、そんな感じ。
 残像といえばそうそう。リプレイとか見てると、テールランプとかにちょっと残像が残って尾を引く感じになるのが、かっこいいね。ヘッドライトの処理とかもそうだけど、そういうちょっとしたところにまで気を配ってグラフィック作ってるのがすごいよね。

R4
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1998年12月5日  

 R4 -RIDGE RACER TYPE 4- を購入。ジョグコンは買わなかった。どう見てもやりやすそうには思えないし、ネジコンで良いでしょって感じ。なにが違うんだっけ?フィードバックがあるんだっけ。どうせならあんなのにしないで、ネジコンにフィードバックの機能を付けてくれればいいのにね。ついでに振動までして、さらにLRの両方をアナログにしてくれれば、完璧やん。(^^)
 OPデモムービー。さすがナムコって感じ。レイジともまた違った感じにかっこいいね。でも永瀬さん。動きとかはいい感じだし、髪の毛とか動かしてがんばってるのはわかるんだけど、表情とか出してるのはすごいんだけど、目とかがちょっと大きくない?グリグリって感じで。だからなんか怖いよー。
 肝心のゲーム。もちろんおもしろい。カーレースゲームとして、PS用ゲームとして、最高級だと思う。グラフィックもとっても美しい。でもこのシリーズはおもしろくて、良くできてて当たり前。だから気になった点をいくつか。
 まず、コースの先が見にくいね。これには2つの理由が重なってると思うんだけど、1つはグラフィックが全体的に暗いこと。影の概念を入れてるからだと思うんだけど、それがグラフィックの美しさの要因の1つだってことはわかるんだけど、暗めだよね。だからコースがどっちに曲がるのか、曲がる方向を描いた看板とかが、見にくい。もう1つはコース設計。壁のたぐいや先の見えない上り坂が意外とたくさんあって、コースの先を見えなくしてる感じがする。建前は市街地の雰囲気とかそんな所なんだろうけど、これってやっぱりポリゴン数を少なくするための工夫でもあるのかなぁ。レイジの時に結構先まで見えるところがあってそれがまた気持ちよかったから、なんかずーっとせわしなく走ってる感じがしちゃう。これが画面分割対戦を可能にするためってのが理由だったら、かなりがっかりかも。あとコース設計と言えば、むかついた点が1つ。一番最初のコースのスタート直後、コース上の線(センターライン等)に沿ってまっすぐ走ったらそのまま壁にぶつかっちゃうなんて。バリケードが影になっててぶつかる直前まで気が付かなかった。先が見にくいってことも含めて、コースを覚えればすむって言えばそうなんだけどさぁ。なんかいきなりだから「オイオイ」って感じだった。これが結構自分にとって減点対象だね。
 グランプリモードのイラストは、好き嫌いありそうだね。自分には、まぁまぁかなぁ。ま、それは良いとして、グランプリモードに限らないけど、データ読み込みの時間を感じさせないためだと思われる細かい演出が、逆にうざいね。絵を出すのにいちいち四角描いて対角線を引いてってやってみたり。コースについての文章を少しずつ出してみたり。うざいから飛ばしたいって思ってボタン押すのに、ロード中だから反応してくれないし。これならまだ「now loading...」ってだけ出てる方が、落ち着いて待てる。だからそういう時間稼ぎの演出をしてるときでも、読み込み中で反応できないなら端っこに小さくで良いから読み込み中だということがわかるものを出して欲しいね。グランプリモードの時は右下に「wait」とかって書いてあるときは読み込んでるみたいなんだけど、黄色地にオレンジで小さく書かれてもねぇ。
 音楽は、別に良いんだけど、なんかシリーズを重ねるごとに自分の好みから離れていくような気がするんだよねぇ。悪くはないんだけど、なんか残念。

R4
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