「日蓮」

2002年10月24日  

 吉川英治第5弾「親鸞」読了。
 なんか親鸞って、名前の漢字のイメージかもしれないけど、もっと激しい人かと思ってた。そう、日蓮みたく。でもこれを読むと、比叡山にいた頃はともかくとして、念仏に帰依して以降はなんかやさしーい感じ。
 親鸞を敵対視してた人がちょっと話を聞いたりしただけでコロコロと心を入れ替えて弟子入りしちゃうあたりが、徳の高さなんだろうなぁと思いつつ、小説としては変わり身が速すぎてちょっとしらけちゃうかも。
 全体としてはおもしろかったけど、できれば親鸞が死ぬところまで書いて欲しかったね。あのあとは平和に念仏の普及につとめたってだけなんだろうけど、何歳くらいまで生きたのかなぁ。

吉川英治 日蓮
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2001年7月26日  

 山岡荘八第14弾「日蓮」読了。いやー、なっかなかおもしろかったよ。仏教の難しい話はもちろんさっぱりわかんないけど、秀才で、特になに不自由なく生活できるのに、天才であるが故に、自ら波瀾万丈の人生を送ることを選んだって感じ。NHKの北条時宗で、なんで日蓮があそこまで迫害されないといけないのかってあたりがよくわかんなかったんだけど、これを読んでなるほどって感じ。
 それにしても、まーた途中でおしまいだよ。これから北条氏といろいろ関わったりして、おもしろくなっていくんじゃないのかなぁ。おもしろかっただけに、残念だよー。うー。

山岡荘八第14弾 山岡荘八第15弾 日蓮
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