「山岡荘八」

2001年11月20日  

 吉川英治第1弾「源頼朝」読了。というわけで、山岡荘八の次は、とりあえず有名どころってことで。
 とりあえずこれを読む限り、吉川さんは山岡さんほどドラマチックに書かないというか、主人公を少し客観的に描いてるというか。もちろんおもしろいんだけど、どちらかといえば山岡さんの小説の方が、主人公に感情移入しやすいかな。
 で、この頼朝は、山岡さんのと同様、悲しいことに途中で終わっちゃってる。せっかく山岡さんのではでてこなかった義経が活躍してて、なかなか良いのに、義経が勘当されちゃうっていう、「さぁ、これからどーなる?」って感じのところで終わりなのも、やな感じだね。平家物語はどの辺まで書いてあるのかなぁ。

山岡荘八 吉川英治
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2001年11月2日  

 山岡荘八第19弾「明治天皇」読了。いやはや、これのどこが「明治天皇」なのよ?全6巻中、明治天皇が生まれたのが1巻の最後。まぁ、時代が時代だから、周辺事情を説明するのは、良いよ。でもさ、それ以後全くと言っていいくらい、明治天皇なんて出てこないじゃん。朝廷側をメインに、幕末の情勢を描いてるだけで。結局読み終わっても16才かなんかで、天皇に即位したあたりで終わっちゃうし。幕末を描いた小説としては、おもしろかったけどさ。だから、これなら「孝明天皇」ってタイトルにした方がよかったんじゃない?それなら素直に楽しめたのに。
 さてこれで、読まなくて良いやと思ってる「小説太平洋戦争(全9巻)」以外、山岡荘八を読みつくしちゃった。全100巻だから、91冊読んだってことか。去年の正月からだから、22ヶ月くらい。よく読んだねぇ。おもしろかったし、日本史の知識も少しは増えたような気がするよ。ただ、人の名前の読み方がわかんなくて、わかんないままわかんないなりに読み進めちゃってたから、人に教えたりできない知識だよね。(^^;
 さて、次は誰の小説を読もうかなー。

山岡荘八第19弾 山岡荘八
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