「山岡荘八第19弾」

2001年11月2日  

 山岡荘八第19弾「明治天皇」読了。いやはや、これのどこが「明治天皇」なのよ?全6巻中、明治天皇が生まれたのが1巻の最後。まぁ、時代が時代だから、周辺事情を説明するのは、良いよ。でもさ、それ以後全くと言っていいくらい、明治天皇なんて出てこないじゃん。朝廷側をメインに、幕末の情勢を描いてるだけで。結局読み終わっても16才かなんかで、天皇に即位したあたりで終わっちゃうし。幕末を描いた小説としては、おもしろかったけどさ。だから、これなら「孝明天皇」ってタイトルにした方がよかったんじゃない?それなら素直に楽しめたのに。
 さてこれで、読まなくて良いやと思ってる「小説太平洋戦争(全9巻)」以外、山岡荘八を読みつくしちゃった。全100巻だから、91冊読んだってことか。去年の正月からだから、22ヶ月くらい。よく読んだねぇ。おもしろかったし、日本史の知識も少しは増えたような気がするよ。ただ、人の名前の読み方がわかんなくて、わかんないままわかんないなりに読み進めちゃってたから、人に教えたりできない知識だよね。(^^;
 さて、次は誰の小説を読もうかなー。

山岡荘八第19弾 山岡荘八
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2001年9月5日  

 山岡荘八第18弾「山田長政 他」読了。短編集ってやつだね。他の出版社では、「頼朝勘定」ってタイトルになってる本もあったね。まぁ、たぶん中身は一緒。
 で、やっぱりタイトルになるだけあって、山田長政が1番おもしろかった。きっかけから死ぬところまで一通り描いてあったし。ただ、できれば短編にしないで、途中飛ばされた感じがある、いろいろな戦いの様子とかも描いてあればもっと良かったかな。
 頼朝勘定は、これって源頼朝の途中で描いてあったエピソードと、全く一緒だよね。文書内容が全く同じかどうかはわかんないけど、これってどっちが先なんだろう。

山岡荘八第18弾 山岡荘八第19弾
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