「慶喜」

2001年2月21日  

 慶喜といえば。寝相の悪さを直すために、枕元にかみそりを立てたって話は有名だけど、その話を初めて聞いたときは、そんなの寝ちゃえば意識するのはムリだから、かみそり立てたって寝相はなおんねーだろー、って思った。
 最近夜、ねこが布団の中に潜ってくるから一緒に寝てるんだけど、例えば自分が左を下にして寝てて、おなかのあたりにねこが寝てるとする。別に特に強く意識してるわけじゃないんだけど、そーするとどーも、自分は朝目が覚めるまで寝返りをうってない感じなんだよね。左半身がしびれてるとか、血が左に偏ってる感じで、その痛みで目が覚める感じだもの。
 だから、枕元にかみそりを立てて寝相の悪さを直すっていうのは、実際可能なんだねって思ったわけよ。自分は、ねこがいるから下手に寝返りうつとねこをつぶしちゃうなって、ちょっとそー思って寝ただけで、朝までじっとしていられるんだから。

慶喜
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2001年2月19日  

 山岡荘八第8弾「徳川慶喜」読了。いやー、めっちゃおもしろかったわ。戦国時代の方がおもしろいと思ってたし、昔から興味があったけど、幕末って全然知識も興味もなかったんだよね。慶喜だって、大政奉還した最後の将軍、くらいの認識しかなかったし。だから、徳川家だから読んでみようと思っただけで、なんで6巻もあるんだろうとか、つまんなそうとか、思ってた。…間違いだったね。
 単に知らなかっただけなんだけど、幕末ってこんなにもごちゃごちゃといろいろとあって、ある意味ひどい時代だったんだねぇ。慶喜が一生懸命日本を良くしようと、考えて、心を尽くして、筋を通して、政治を行おうとしてるのに、理解できない・しようとしない人たちに振り回される。そんな感じか。
 しかし、「水戸学」ってのは、初めて聞いたねぇ。日本という国や、その国民のあり方、そんなことを研究した学問なのかなぁ。なんか、わかりやすく解説した本でもあったら、読んでみたいね。
 それにしても。岩倉具視って名前くらいで実際何した人か全然知らなかったんだけど、この本を読む限りじゃ、すんげー悪もんだよね。政権を奪うために、皇室を食い物にして、道具として、抱き込んで、振り回してる。
 でもやっぱり、天皇ってのは不思議な存在だよね。だってさ、たぶん元々家康とかみたく、武力なりなんなりで日本を統一して治めた王様みたいなもんでしょ?それがなんで神格化されて、別格の存在になったんだろうね。

山岡荘八第8弾 慶喜 山岡荘八第9弾
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