「彦根城」

2002年9月29日  

 天気がイマイチっぽいけど、なんか無性にどっか行きたくなった。というわけで、前から行きたかった岡崎へ行くことにして、早朝から出発。いつものように大井松田から246〜1号線って感じ。こないだ浜松へ行った時は有料バイパスを避けたけど、今回はそのまま使って1号バイパスをまっすぐ走る。浜名バイパスが海と浜名湖に挟まれてていい感じだねぇ。もうちょっと景色が見えるようになってれば良かったのに。…危ないかな?
 そんなんで300kmを5時間。やっと岡崎公園に到着。みょーに新しい感じの竜城神社にお参りした後、早速天守閣へ。再建なのはしょうがないけど、火事で焼けたとかじゃなくて明治に廃藩置県のからみかなんかで解体したっていうのが、むかつくねぇ。なんか他にもそーゆーのあったよなぁ。ったく。
 中の展示はまぁいつもの感じ。展示物に英語でもそれが何かって書いてあるんだけど、「刀(SWORD)」とかって、当たり前なんだけどストレートすぎる単語1つってのが、ちょっとおもしろい。
 次は同じ公園内にある家康館へ。三河や松平家の歴史がいろいろ展示物とともに解説してあって、結構見応えがある感じでおもしろかったわ。ただ、1Fに並んでた家康や武将たちの変な肖像画みたいのは、蛇足というか、なんだかなーって感じ。
 家康産湯の井戸とかいろいろ見て、お店でまた抹茶。彦根城で抹茶に目覚めて以来、なんかあると飲みたくなっちゃうんだよねぇ。鹿島神宮で飲んだのもとってもおいしかったしね。でもここのは、まずおかしがなんか袋に入ったままのどら焼きとか出てきやがった。もうちょっと上品そうなお菓子にしてほしいなぁっていうのはともかく、袋から出してお皿に載せるくらいはしてくれよおって感じ。さらに。肝心の抹茶が「泡立てた普通の緑茶」って感じだった。むー。お堀のそばのテラスみたいなところで雰囲気が良かっただけに、超残念。
 にしても、岡崎城は「ちゃんとしてる」ね。っていうか浜松城がだめなんだろうけど、展示物の見せ方にしても施設としてのまとまりとしても、きちんと作って運営してるって感じがする。浜松はだめだね。ウナギがおいしければいいってもんじゃないだろって感じ。
 次は伊賀八幡宮へ。おぉ、赤い門が豪華な感じで良いねぇ。その前の池がなんだか独特の雰囲気でおもしろいね。中の建物はそんなに大きくないんだけど、でもそばで見れないのねぇ。遙か手前に柵ができてて、遠目にしか見れないの。文化財保護のためなんだろうけど、超残念。早朝にくれば中に入れるらしいんだけど。。。
 大樹寺へ。おー。大きな門がいい感じだねぇ。細かい細工がしてあるとか金や赤で塗ってあるとかってわけじゃないけど、なんかすごく立派な感じ。古いしね。
 本堂にあがって見物してたら「ここから先は拝観料が必要です」って書いてあったからお金を払ったら、阿弥陀様の前に座れって。そこで解説のテープが流されるんだけど、本堂はとっても広くて団体さんは良いけど、個人だとなんだかちょっぴり恥ずかしいかも。(^^;
 そのあと所々にあるボタンを押すと流れる解説を聞きながら、見物して回る。このお寺は桶狭間の時に家康が逃げ込んだお寺なんだけど、その時に何とかって怪力のお坊さんが門のかんぬきを振り回して、襲ってきた織田軍とかをやっつけたんだそうだ。で、そのお坊さんはもちろん称えてあるんだけど、それよりもそのかんぬきの棒自体の方が「家康を救った」って重要視されてる感じなのがなんかおもしろいよ。現にお坊さんの方は掛け軸があるだけだけど、棒は葵の御紋が描かれた箱とかあったりするし。
 収蔵庫にふすまが飾ってあるんだけど、普通わざわざ別の展示室みたいのを作ったらガラスの向こうだったりするのに、ここではすごく近くに直に飾ってあって、ふすま絵を間近で見れるのが良いね。あと、別の部屋には歴代将軍家の位牌が並んでる。等身大だってことでそれぞれ高さが書いてあるんだけど、だいたいみんな150〜155cmくらいみたいね。
 そんなんでちょっと早いけど見物終了。往きと同じルートで帰る。もっと渋滞してるかと思ったけど、静岡市内で少し渋滞してたくらいで東名すら全然だったから助かったわ。
 はぁ、さすがに疲れたね。距離的に、下道主体だとこのくらいが限界かな?いい加減ドライブネタがつきてきた感じ。

浜松へ行った時 彦根城 鹿島神宮
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2002年6月8日  

 昨日出張で滋賀県へやってきた。せっかくだからそのまま一泊して、前から行きたかった彦根城を見物。お堀や石垣とかもちゃんと残ってるし、堀を渡ってからチケット売り場とかへ行く途中もなんか変に整備してなくて良い感じ。…ってそれは、メインの橋が工事中で別の所から行くようになってたからかな?
 まずは博物館見学。刀から武具から茶道具やらいろいろ一通り。「太刀」と「刀」が違うっていうのは知らなかったねぇ。で、見学コースの途中にお茶を飲めるところがあったから、薄茶を一席。なんかうやうやしく出されるんだけど、作法なんかわかんないしわかんないくせに3回まわしたりするのも恥ずかしいから、普通に飲む。…う、うまい!おいしいねぇ。もっと超苦いのかと思ってたわ。お茶の風味がすばらしいっていうか、なんというか。「おかわりっ」って言いたかったわ。(^^;
 博物館のあとは、えっちらおっちら階段を上って、門をくぐって、天守閣。あ、結構小さいんだね。天守閣の中へ。再建じゃないから、階段とか角度が急で怖いよね。上を見ると結構変なふうに曲がった木をうまく組み合わせて作ってあるのが、なかなかおもしろい。1番上まで行って、おしまい。
 帰り道の途中にある玄宮園を見物。いやー、きれいな庭園だねー。すごくいい雰囲気だよ。ただ、池に妙にアメンボがうじゃうじゃいたのが、ちょっといやだったかな。
 お昼。せっかくだから奮発して近江牛でも。というわけで彦根城近くのお店に入って、ステーキ茶漬け。3,800円(!)。焼き肉屋さんみたいなテーブルでお肉と野菜を炭火焼き。ご飯の上に載せてお茶(っていうかタレ?ダシ?)をかけて食べる。…う、うまいっ。おいしー。さすがにお肉そのものの味が超おいしいよー。もっとお肉食べたーい。けど、お肉追加は3,000円って書いてある。やっぱ高い…シクシク。
 午後は安土へ行って、安土城跡見物。発掘してるっていうのはどっかでやってたけど、見学できるようになってるっていうのは知らなかったわ。まずは最大の難関、階段登り。これがねぇ、一段一段の高さが結構高くて、よいしょ、うんしょって登っていかないといけないから、すごい大変だよ。ネクタイに革靴で行く所じゃないって感じ。で、階段の途中に「伝前田利家邸跡」みたいに書いてあって、どんな感じに家が建っていたかって感じの解説が書いてある。そんなんでゴールの天守閣跡。まぁ(はぁはぁ)距離的には(ぜぇぜぇ)あんまり大したこと(ハァハァ)なかったから(ゼーゼー)楽勝だった(ふぅふぅ)よ。(^^;
 帰りは別の方向からお寺の塔とかを見ながら降りて、おしまい。石垣とかはちゃんと残ってるし、特に上の方はあんまり手つかずって感じでいい雰囲気を出してたけど、そのうち「再建」みたいな話も出たりするのかな?一応お寺の敷地みたいなんだけどね。
 それにしてもこの辺は信長が大きな城下町とか作ったはずなのに、今では結構な田舎になっちゃってるよね。なんでかな。安土城ができて3年で燃えちゃったっていうから、あんまり人がちゃんと定着しないまま廃れちゃったのかな?
 続いてそばにある安土城考古博物館。やっぱこの辺は大昔から栄えてたから、古墳とか出土品とかいっぱいあるんだろうね。半分はそういう古墳時代とかの展示だったんだけど、でも思ったほど数がないなっていうか、展示物にイマイチ魅力を感じなかったというか。
 もう半分は信長を中心とした戦国時代の展示。こっちもやっぱり、解説文には興味深いことが書いてあるものの、展示物的には地元の割に大したことないよ。なんだか模型ばっかりな印象だし。信長のものってあんまり残ってないのかな?
 次は隣にある「信長の館」。中に入るとおっきな建物がドーンっと建ってる。安土城天守閣の5階6階部分を原寸大で再現したものなんだそうだ。すごいねー。きれいによくできてるよ。中を覗くとちゃんとふすま絵とか描いてあるし。もともとスペインの万博に展示するために作ったものだそうだけど、ちゃんと作ってあって、凝ってるよね。
 ここはこれがメインで、あとは周りにちょろちょろと展示物がある程度。でもこれだけでも見る価値は十分だよね。この豪華な天守閣が焼けずに残ってればなぁ。すごく味のあるいい感じの建物になってただろうねぇ。もったいない。
 見物はこの辺で終わりにして、新幹線で帰る。あー、疲れた。

彦根城
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