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MZシリーズ


スレッド作成 : Saieyさん
 (1998/2/3 11:39:42)

SHARP MZシリーズ全般について。


互換性

Saiey さんのコメント
 (1998/2/3 11:41:26)

X1シリーズは、シリーズ内の互換性は高かったようですが、MZシリーズっていうのは、どの程度シリーズ内で互換性があったのでしょうか?

2000シリーズだけが、互換性がある?


MZの8ビット機の互換性について。

Yabuki さんのコメント
 (1998/2/3 13:05:35 -
E-Mail)

まず、大きく2系列に別れます。
「MZ−80K系」と「MZ−80B系」です。

MZ−80Kの系列は
80B以外の80とつく機種と完全互換です。
(80Cと80K2Eと他は?・・・)
そしてMZ-1200も完全互換です。
この上位機種としてMZ−700があります。
MZ-700で動かない80Kのソフトはほとんど
なかったはずです。(少しはあったのかな?)
そして、80K系の最上位機種がMZ−1500です。
MZ−700のソフトはすべて動きます。断言しても
いいでしょう。700で動いて1500で動かない
ソフトをつくる方が難しいと思います。
(できなくはないとは思いますが私には思いつき)
(ません。)
80KのものについてはMZ−700と同じ程度の
上位互換でしょう。
80K系の上位互換はほぼ完全だったとおもいます。

次にMZ−80B系列ですが、
MZ−80BとMZ−2000/2200の互換性
は一応上位互換だったようですが、MZ−2500
に80Bモードがついているのを考えると動かない
ものも結構あったのでは?
ハードの基本構成は同じだったと思いますが。
MZ−2000と2200は完全互換でしょう。
形は全く違いますが。
そして、MZの8ビット系の最上位機種である
MZ−2500があるわけです。
で、互換性についてですが80Bモード、2000
モードがわざわざついてるので、たぶん完全上位互換
だと思います。ただ、80B系は使ったことがない
ので詳しくは分かりません。

あと簡単な80K系と80B系の見分けかたは、
本体一体のデータレコーダーが横に寝ているのが
80K系で、縦になっているのが80B系で間違い
ないです。

かなり、わかりにくい文章になってしまいました。
何にしろ80K系と80B系の互換性は全くあり
ません。(PC−8001とPC−6001ぐらい)

16ビットについては・・・。時間があれば調べて
おきたいと思いますが・・・。
(MZ−3500って16ビットだったかなぁ?)


MZ

Saiey さんのコメント
 (1998/2/4 09:03:57)

同じMZ-80なのに、KとBで互換性がないんですか。知りませんでした。でも、それもややこしいですね。特にKシリーズは、型番を見るだけじゃ互換性があるのかどうかさっぱりわかりませんね。

まとめると、
80K系
 MZ-80K
 MZ-80C
 MZ-80K2E
 MZ-1200
 MZ-700
 MZ-1500

80B系
 MZ-80B
 MZ-2000
 MZ-2200
 MZ-2500
という感じですね。

しかし、1200の上位機種が700で、その上が1500っていうのは・・・。(^^;


追加。

Yabuki さんのコメント
 (1998/2/4 13:28:37 -
E-Mail)

あとMZ−80K2というのもあったようです。
そして80K2Eがあると。K2、K2Eともに
80Cの後にでたようです。

16ビットについてはMZ−5500と6500
があったということぐらいしかわかりません。
これらの互換性や性能についてもちょっとわから
ないです。
昔のOh!MZが見つかればいいのですが・・・。


MZ-5500

Saiey さんのコメント
 (1998/2/10 15:59:39)

とあるところで、MZ-5500はスプライトが扱えた、という記述を見たのですが、どんな感じだったのでしょうか?


スプライト?

Yabuki さんのコメント
 (1998/2/10 18:26:30 -
E-Mail)

4画面重ねあわせというのは聞いたことがありますが
スプライトというのは初耳です。

うーん、どんな感じなのでしょうか?


MZ-書院

あきよし さんのコメント
 (1998/2/12 12:20:36)

たしか「ハイブリッドマシン」のスレッドでMZ-書院だとか、MZ で 98 互換にするソフトがあったとかいう話題が出ていたのですが、「MZ-書院」と「98互換MZ」は実は同じマシンであったと判明 (^^;

MZ-2836 だっけかな? 正式な型番忘れたけど、16bit で書院を ROM に持ち、98互換ソフトを使うことで 98 のソフトが動作します。

もっとも、98 との互換性はソフトエミュレーションによるので、動作速度が遅い上に、互換性が低いものでした。

当時は「MS-DOS用」のほとんどが事実上は98用だったので、16bit にして MS-DOS を搭載する上で、「MS-DOSソフトが使えます」と言うための措置だったのでしょう。
その意味では、完璧な98互換なんて、最初から目指していなかったのでしょうね (^^;


Saiey さんのコメント
 (1998/2/12 13:49:18)

Yabukiさんがご存じないとなると、スプライトはがせネタかなぁ?(^^;

MZ書院はMZ-2861みたいです。
グラフィックとか使わないのなら、互換性は高かったのかな?
・・・ん?それならある意味当たり前か。(^^;


MZ−2861。

Yabuki さんのコメント
 (1998/2/12 16:11:31 -
E-Mail)

名前の通りCPUは80286です。さらにZ80B
もつんでいて、MZ−2500のソフトが動いたり
します。80B/2000モードはないです。

書院はMS−DOS上のソフトとして動いていたよう
です。辞書はROMとして用意されてたのは確かです
が、書院本体もROM上にあったかどうかはわかり
ません。

98エミュレータはグラフィックを使ったソフト
では上海が動いたそうです。

MZ−5500のスプライトは・・・。
わかりません。がせネタとは思いますが・・・。

このマシンが出たときは悲しかったです。
MZのすべてを否定されたようで・・・。


MZシリーズの互換性について(追記)

剛 さんのコメント
 (1998/2/21 19:44:50)

Yabukiさんの記憶力はすばらしい!!
が、昔のMZオタクとして、少々の追記をお許しください。
まず、MZシリーズは発売前にMZ80Aとして、カタログ発表されました。
このとき、主電源ボタンをテンキーの下部に配置してあり(シャープも無茶しよんなー)カタログ発表のみで発売には至りませんでした。
その後、主電源ボタンを本対後面に配置した改善機(爆笑)として、MZ80Kが登場しました。
また、MZ80Kはキット販売となっており、K=キットと名前の由来にもなっています。
メモリ(RAM)は標準24KBで最大48KBまで拡張可能でした。
本体色は赤でキーボード周りは白、キーボード配列は格子上にJIS配置という独特のものでした。(PET2001もそうだったかな?)
次にMZ80Cが登場しました。
このMZ80Cは完全品販売で、標準RAMも48KB、本体色は濃いエンジ色でキーボード周りはクリーム色、キーボード配列もJIS配置で至ってパソコンらしいマシンでした。
なおC=クリーンコンピューターが名前の由来です。
そして、MZ80K2が登場。
K2はKを完全品販売で標準RAM48KBとし、本体色を金色というハイセンス(嘘)なカラーリングでした。
なお、キーボード配列は、前述の格子状です。
以上3機種はハード・ソフトとも完全互換で、現在でいうBIOS(当時はモニターと呼んだ)もまったく同一のものでした。
また、この3機種はZ80(2MHZ)CPUであったため、サードパーティーからZ80A(4MHZ)への交換ボードが後年発売されました。(MTのボーレート等の問題はありましたが)
これらの3機種の猛威に反抗(?)したのがNECのPC8001です。
なんと、標準でカラー8色・グラフイックは160×100ドット、という斬新的なマシンでした。(CPUはuPD80??Aで8080A互換・もしかして2MHZだったかも))
NECのカラー路線・4MHZCPUに対し、シャープはモノクロ路線・320×200の高グラフイック(笑)・4MHZCPUのMZ80Bを登場させました。
このMZ80Bは完全な64KBクリーンコンピューターで、初期モニタのロードのため、IPL機能を搭載していました。
なお、従来のMZシリーズとスペック的には似ていましたが、ソフトの互換性はありませんでした。(BASICのみコンバートソフトである程度の互換が可能)
特に、機械語のソフトはVRAMアクセスやBIOSのコールアドレスを修正すれば9割がたは動作させることが可能でしたが、よほどのオタクでない限り、そんな事はしませんでした。(でも、当時はそんなオタクばかりでした。)
なお、本体色・キーボード周りとも、銀色(ハイセンスで渋い!ウソ!)と少しめまいを覚える様なマシンでした。
また、PC8001に対抗し、シャープ機で初めてファンクションキーを採用したのもこのマシンです。(すぐに接点が摩滅するひどいFキーでした。)
ちなみにMZ80Bも当初はMZ80Aとして登場予定でしたが、コンセプトをビジネスとしたため、Bがつけられました。
このMZ80Bの準上位マシンがMZ2000です。(20世紀にちなんだ?)
なぜ、準上位かというと、BIOSは完全互換なのに対し、グラフイックが640×200と水平方向のみ倍になったためです。
なお、余談ですが、当時のMZシリーズからパソコンテレビX1まで、広告を担当していた代理店はAZビジコムという会社です。(その前後は不明です。)
さて、長々とわけのわからないことを思い付くままウンチクしましたが、最後にMZ80Bは、私の高校時代の超愛機であった事を付け加えさせて頂きます。


MZ-2861

み さんのコメント
 (1998/2/25 13:00:58 -
E-Mail)

MZ2861って当初は「完全98互換」を目指していたそうだが、当時は
エプソンのPC286のBIOSの著作権でNECと揉めていたので係争を避ける
ために控えめな互換に落としたと聞いています...
あの時のNECは、日本のガリバーでしたもんね。

#5500でスプライト...って聞いた事無いです
#ついでですが、5500ででも2000/2200のソフトが
#動いた様な記憶が....? よく覚えていません。すいません。


MZ−2861の思い出

kin さんのコメント
 (1998/3/10 11:43:41)

そう言えば、私の通っていた中学校には、MZ−2861が40台くらいあったなあ。かなり遊ばせてもらいました(ほとんどMZ−2500互換モードだったけど)。MZ−2861で私はプログラミングを覚えたんです。今でもMZ−2000を所有していますが、今でも手に入るなら欲しいです。母校の中学にはまだあるんだろうか?(7−8年前のことだからもう無いかもしれない)。


学校にMZ

Saiey さんのコメント
 (1998/3/11 09:55:11)

って、40台ってことは授業用だと想像しますけど、それって珍しくないですか?
MZって教育用としてはどうだったんでしょう?


MZらぶりー

笹井シンヤ さんのコメント
 (1998/3/11 14:06:12 -
E-Mail Web)

お初にお目にかかります。
私はMZ-1200を高校時代ずっと使っていました。
高校ではコンピュータ部だったので、X1やらMZ-2000やらMSXやら88やら、いろいろあったんですが、家にあったのはMZ-1200とPB-100のみ(^^;
友人が80Bをもっていて、あの「がっきん」というイジェクトに感動してました。
S-OSがなければ、もう少し早く見切っていたかもしれず。よく3年も使ったなぁとおもいますが、シンプルで使い易いマシンでした。


教育用としてのMZ

kin さんのコメント
 (1998/3/11 14:11:20)

私の記憶では、担当の先生はFMTOWNSを入れるつもりだったようです。しかし、職員会議でなぜかMZを導入することに・・・。よく覚えてませんが 、教育用ソフトは殆ど無かったと思います。その代わりと言いますか、ADPCMボードとソフトが付属しており、それを使って授業に使える教材ソフトを「自作」していました。やっぱり、かなり特殊なケースだったようですね。


MZで授業

Saiey さんのコメント
 (1998/3/12 09:18:27)

担当の先生がマニア(^^;で、MZを勧めた、っていうなら話はわかるんですけど、その逆ですかぁ。

やっぱりTownsだと「ゲーム」のイメージが、素人さんほど強くなっちゃって、それで短絡的にダメだしされたって、何となく想像しちゃいますね。


おしえてー

みうき さんのコメント
 (1998/8/22 01:09:56)

近所の中古店に,mz-6541Aと,6541Cがあるのだけど,違いがわからなくて買えないんです.
誰かおしえてください,
よろしければ,片方お譲りしますけど.


80番代と、700番以上の区分

yoppy さんのコメント
 (1998/8/22 20:27:56 -
E-Mail)

剛さんのコメント読んでて急に思い出しました。
なんで、MZ-80***からMZ−*00
という名前に変わったのかです。(*は数字やアルファベット)

情報機器事業部がMZ-80***を作ってるころ、
電卓事業部がPC−***というポケコンやパソコンを作ってました。
(X1とMZみたいなもの)この事業部同士の守備範囲を調整した時より後のマシンがMZ−*00(2000、1200以降)
だったと思います。


MZ800

WAKIDA Toshiyuki さんのコメント
 (1998/9/18 16:27:17)

MZ700シリーズの上位機種に輸出用としてMZ800
シリーズがありました。QDがついているMZ700と
いう感じで黒でした。
#ちなみにMZ700シリーズは
・MZ711
・MZ721(=MZ711+DataRecorder)
・MZ731(=MZ721+PlotterPrinter)
でしたね。

どこいったのでしょう。QuickDisk


MZシリーズの互換性について

Lucky さんのコメント
 (1998/10/15 18:22:28)

こんにちは。サーチエンジンでX68系サイトを検索していたらたどり着き、
懐かしく読ませていただきました。私にも補足させてくださいまし。

旧機種ですが、MZ-80Kの以前にはMZ-40Kというのもありました。
これは、ワンボードマイコンでしたけど。

MZ-80Kシリーズで、倍速基盤ネタが書いてありましたが、雑誌掲載のもの
ではなく、ちゃんと販売されていたものは、テープ読み込み時は自動的に
クロックを元に戻す仕組みが付いておりました。
グラフィック機能が無いのを補うためにPCGボードも数多く発売されてい
ましたね。我が家では倍速基盤の上にPCGボードを乗るという荒技を
行っておりました。

MZ-80K/C/K2/K2E/1200と700の互換性ですが完全互換ではありません。
メモリマップドI/Oの構造が異なり、キーボードの配列も違うため、
一部のゲームに互換性はありませんでした。これを解消するために
SP-1002をMZ-700上で動かし、完全互換にするという技が昔、OH!MZで
公開されておりました。

後、ネタにあがっていないマシンとして、MZ-80B2も存在いたします。
これはグラフィックRAMが標準搭載されていたタイプです。MZ-80Bの
G-RAMはMZ-2000用のG-RAM1に相当するものだったっと思います。
MZ-80B/B2ではG-RAMは1枚のみでしたが2000では3枚乗りました。
2200では標準搭載だったと思います。このグラフィック機能の違いのため
MZ-80B/B2及びMZ-2000/2200もまた完全互換ではありません。

それからMZ-1500はオプションでしたが音声合成ボードが存在し、
音階をつけることもできました。P6mk2シリーズと比較して、明快な
発音だったことを記憶しております。またMZ-1500に搭載されていた
QDですが、MZ-711/721/731及びMZ-2000/2200にも外付け可能でした。

各機種のカセットテープの転送速度は、MZ-80K系が1200bps、
MZ-80B/2000系が2000bpsでした。ちなみにX1系は2700bps、
PC-6001系/8001系/8801系が600bpsであったことと比較すると
非常に速い転送速度であり、また信頼性もピカイチでした。


Saiey さんのコメント
 (1998/10/16 12:10:30)

Luckyさんいらっしゃいませ。

ところで、MZ-700で動かすという「SP-1002」っていうのは、どういう物なんでしょう?ソフト?ハード?

それにしてもMZに詳しい方はみなさん、とことん詳しいですねぇ。すごいです。


SP-1002

笹井シンヤ さんのコメント
 (1998/10/17 02:05:25)

MZのSP-1002ってのは、MZ-80K/C/1200シリーズのモニタプログラムでんな。
電源を入れると最初に起動するやつです。ここからBASICなりゲームなりを読み込むわけです。つまりROMに乗っている部分です。なんとマニュアルにソースリストが載ってましたね。今では考えられん・・・


Saiey さんのコメント
 (1998/10/19 09:18:41)

モニタプログラムを動かすと完全互換になるんですか?うーん?

IPLとは違う?


モニタとIPL

Y.NISHI さんのコメント
 (1998/10/28 22:13:22 -
E-Mail)

皆さんはじめまして。PC−6001のスペックを知りたくて検索していたら、いつのまにかここに来てしまいました。
私の記憶が正しければモニタもIPLも同じようなものだったはずです。80K系では頭文字「SP」のモニタが、80B系では頭文字「SB」のIPLが電源を投入したら立ち上がっていました。
両者ともプログラムをロードするという点では同じですが、80B系ではカセットをセットするまでただカセットを入れるよう要求し、セットされると自動でロードされました。80K系ではプロンプトが表示され「LOAD」とコマンドを打ち込み、カセットデッキのPLAYボタンを押すことでロードされました。このため80K系ではキーボードを押したときのクリック音の有無を選択できるなど、IPLの機能以外のコマンドもあったと記憶します。
あとカセットデッキで思い出しましたが、80B系はオートメカで、読み込み・書き込みは全自動でした(80K系はマニュアルでいちいち再生・録音ボタンを押さないと動かない)。早送り・巻き戻しはファンクションキーと同列にありましたが、ファンクションキー同様接点がいかれて動作できなくなったりしたので、カセットの操作をするためにわざわざ値を指定番地にPOKEしたりしていました。
なお、80K系では「SP−1002」以外にも高度なモニタプログラムがあり(こちらは確かROM起動でなくテープからのロードだと思った)、そちらではマシン語のプログラムのダンプがとれたり、アセンブルリストなんかもとれたと記憶します。


モニタ

Saiey さんのコメント
 (1998/10/29 08:53:16)

SP-1002以外がテープロードだったってことは、SP-1002はROM交換で動かすんですか?フラッシュメモリなんてなかったですよね?

ところでPC-6001のスペック表は見つかりましたでしょうか?うちのリンクからだと、ribbonさんのページなんかがおすすめです。


SP1002以外のモニター

Y.NISHI さんのコメント
 (1998/10/29 22:03:25 -
E-Mail)

すいません。テープロードだったと思いましたが、あやふやです。誰か覚えていたら教えて下さいまし。

IPL自体もアドレスの先頭番地からどこまでだったかをバンクで切り替えていたと思ったんですけど。プログラムをロードすればユーザーが0000番地からFFFF番地まで使えてましたから。でもこれは80B系のことだったかな?

D000番地以降がV−RAMになっていたことだけは鮮明に覚えているんですが。(これも64Kフリーのはずの80B系ではバンクだったと思います)

間違っていたら教えて下さい。何しろ15年以上も前のことですから。


SP-1002(長文失礼します)

Lucky さんのコメント
 (1998/10/30 14:52:47)

SP-1002はROMで提供されておりました。MZ-1200までの80K系はSP-1002を
搭載していたと思いますが、SP-1001というのもあったかもしれません。
MZ-700,1500では別のモニタープログラムが乗っていました。

アドレスは$0000〜$0FFFまでです。$1000〜$1200まではワークエリアとして、
ファイルネームやロードアドレス、実行アドレス等が記録されており、
$1200〜$CFFFまでがユーザエリアです。$D000からはビデオRAMになって
いました。MZ-1200までのモノクロ機種は$D000から1000バイトがビデオ
RAMでしたが、MZ-700や1500ではそれ以降のアドレスも使えたと思います。
MZ-1500ではQD用に$E800あたりから別のモニタプログラムも入っていた
と思います(ちょっと自信なし)。

実際は$D000から1KBがビデオメモリだったのですが、24バイトほどの
未使用領域があったので、そこをメインメモリに利用して、プロテクト
のかかったテープソフトのコピーツールを入れたりしていました。
たった24バイトでしたが、カセットのロード、情報データの取得、
別のテープへの書き出しプログラムを作成して入れておきました(^^;

$E000からはメモリマップドI/Oと呼ばれメモリをアクセスすることで
I/Oコントロールができる領域になっていました。だから、BASICで
言うところの、PEEKやPOKEでここをコントロールしてINKEY$(SP-5030では
違いましたよね。でも忘れちゃいました)では取得できない複数キー入力
をしたり、画面のブリンクをしたりしていました。他にどんな機能が
あったかは忘れました。

ロータスゲームボードやPGC-1200を装着するとメモリマップドI/O上に
PCGがマッピングされ、MZ-1200以前の機種でもPCGや疑似グラフィックが
使えるようになりました。

本体標準での疑似グラフィックスは80*50ドットでしたが、Oh!MZ後期では
MZ-700で古旗氏がゼビウスやスペハリ、ファンタジーゾーンを作成して
非常に感動したものです。

メインメモリが64KB使える機種(MZ-80B,2000系,700,1500)では、Y.NISHIさんが
おっしゃる通り、モニタ領域やビデオRAM、I/O領域はバンク切り替えで
使用しました(MZ-80B、2000系はあまり詳しくありませんが)。

MZ-700,1500はバンクで切り替えていたから、$0000〜$0FFFをRAMにして
そこにSP-1002を置き、キーボード配列の違いによる互換性の無い部分を
修正してやることで、完全互換に変更できました。

高度なモニタプログラムというのはちょっとわかりませんが、シャープ製の
マシンランゲージというバイナリエディタは持っていました。それ以外には
リンカ・デバッガ等のアセンブラ、逆アセンブラ等も出ていたと思います。

未だに謎に思っているのは、シャープから販売されていたハイスピードBASIC
です。これはSP-5030とは違ったんでしょうかね。MZ-1200に付属していた
SP-5030とは起動画面が異なるSP-5030(SP-5020やSP-5010のような)を活用研究
等で見たことがあり、ずっと疑問に思っておりました。

しかし、言語おたくっぽかったのでクリーンコンピュータの機能を生かして
いろんな言語を使いました。SP-5030に始まり、Hu-Basic、FORTRAN、PASCAL、
LISP、FORM、GAMEインタプリタ(知ってる人いるかな?)、WICS、BASE・・・。
あー、MZの寿命が長かったらコンピュータ関連の仕事に就いていただろうな(^^;。


MZシリーズ (1)」へ続く。


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